東福寺塔頭光明院にある枯山水の「波心の庭」。「波心」の名は、禅の言葉で「煩悩がなければ、仏心という月は波に映る」からとって名づけられたそうです。この庭も、東福寺方丈の「八相の庭」と同じく昭和の作庭家・重森三玲の手によるものです。庭の三カ所には、三尊石組を表す石が置かれており、そこからお寺の名前にちなむ「光明」が発せられるようにと、大小75個の石が直線的に置かれています。苔の緑と、前衛的なデザイン、枯山水のコントラストが美しい名庭です。
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