吉野山中千本にあるお寺、如意輪寺。延喜年間(西暦901〜923)日蔵道賢上人の建立で、南北朝時代後醍醐天皇の勅願寺と定められました。正平2年(1346)には、楠木正行(正成の長男)が、四條畷の戦(足利尊氏軍との戦)に際しこの寺の本堂を詣で、辞世「かえらじと かねておもへば梓弓 なき数に入る名をぞとどむる」と刻んで出陣をしたそうです。吉野山は桜の名所。春にはここ中千本も一面が桜色。それがこの時期は、まばゆいばかりの新緑に包まれています。桜ばかりが取沙汰される吉野山の別の一面を知りました。
如意輪寺ホームページ http://www.nyoirinji.com/