京都御所の広い敷地を囲んで真っ直ぐに伸びている、築地塀。鬼門に当たる北東に、塀の角が折れ曲がっている場所。屋根裏の猿が鬼門を守っていることから「猿ヶ辻」という名が付きました。ところが付近をうろつき、いたずらをするため金網を張って閉じ込めたといわれています。今では穏やかに御所の平和を見守っています。