「涌泉寺」 大文字五山送り火の一つ『妙法』が点火される松ケ崎に伝わる踊り。徳治二年(1307)に起源をもち,涌泉寺住職実眼僧都が法華経を教導すると,松ケ崎の住民が法華の信者となったので,歓喜のあまり踊躍(ようやく)して自ら太鼓を打ち,「南無妙法蓮華経」と唱和したのが始まりとされています。踊りは,扇子を手に太鼓と音頭にあわせて,輪になって踊るもので,中世の芸能の面影を伝えています。又,太鼓など楽器を一切用いない、さし踊も行われます。 【交通】 叡山電鉄 修学院駅 下車 市バス 松ヶ崎大黒天 下車