「袋中菴」 関 比叡山山麓にひっそりと佇む「袋中菴(たいちゅうあん)八瀬別院」。ここは、袋中庵の副住職であり、山階御流・六世家元でもある賀幡圓定(かばたえんじょう)さんの住まい。山階御流とは、仏道にのっとり仏前に供えた花の残花をもって活けることを第一義に考えたお花。尼僧教育の一環としての菴内でのお家流であったため、広く一般には流布することがなかった「幻の華」です。