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2018年4月16日

制作発表記者会見で波瑠の未解決案件と鈴木京香の夢が判明!

かつてない新感覚の切り口で展開する『未解決の女 警視庁文書捜査官』の制作発表記者会見が4月16日(月)、テレビ朝日本社にて開催されました。会見には主演の波瑠を筆頭に、鈴木京香、沢村一樹、工藤阿須加、山内圭哉、高田純次、光石研、遠藤憲一、脚本を手掛ける大森美香氏が登壇! 和気あいあいとしたトークで取材陣を和ませながら、作品への意気込みや見どころを熱く語ってくれました。

日々動き回る役を演じる波瑠、「まともに運動したことがない」ことを後悔!?

「“女性2人組のバディが素敵な男性陣に囲まれて活躍する”というドラマを描きたくて、このドラマにたどり着いた」と話す大森氏の期待に応えるべく、波瑠&鈴木は日々奮闘中。アクションシーンなど体を動かす機会が多い波瑠は「バタバタする役で体力をすごく奪われるので、よく食べて、よく寝るようにしているのですが…。私、学生時代に部活動を頑張ったこともなくて、まともに運動したことがないんです。ここに来て、それが悔やまれます」と苦笑いしながらも、「素晴らしい先輩方に囲まれて、引っ張ってもらうばかりの毎日ですが、どうにかこうにか頑張っております」と声を弾ませました。一方、鈴木もにこやかな表情で「理沙という役はとても変わった面白い役で、キャッチフレーズは“地に足のついた変な人”。とにかく一日も早く波瑠ちゃんといいバディになれるよう、ダンディーな出演者の皆さんも交えながら、共に撮影を頑張っております」と、近況を報告しました。

携帯メールにシャーペン、さらにエロ…!? 沢村一樹ら出演者が文字エピソードを披露!

 この日、出演者は「文字」にまつわる思い出やエピソードも披露! 「中学生の頃、携帯電話のメールが普及して、友達との間で文字だけのやりとりが増えた」という波瑠は「顔が見えないからこそ生じる、言葉の難しさを感じました」と、しみじみ。また、「せっかちな性格なもので、字が下手」と謙遜する鈴木は「未だに消しゴム付きのシャープペンシルで書いています(苦笑)。いつか万年筆でかっこよく書きたい、と憧れています」と告白し、頂き物の万年筆が3本ほどスタンバイしていることを明かしました。そんな中、会場の笑いを誘ったのが沢村一樹。「“躊躇”の“躊”の字は、よく見るとカタカナの“エ”と“ロ”が入っているんです。文字を見た瞬間に『あっ!』と気づいて、すごく親しみを感じています(笑)」と、劇中での嫌味な上司ぶりとは一転、親しみを感じさせるトークで場を和ませました。

ザ・たっち&内藤剛志の協力のもと、文字当てクイズ大会を開催!

 会見では「文字」にまつわるクイズ、題して「文字に心は宿る!警視庁文書捜査官クイズ」も出題。なんでも元科捜研の先生によると、一卵性双生児、いわゆる双子の場合、育った環境や書き順が違っていたとしても“書いた文字”が似てくるのだそう。そこで、スペシャルゲストとして会場に現れた一卵性双生児の芸人「ザ・たっち」と、『警視庁・捜査一課長 season3』の主演・内藤剛志がそれぞれ書いた「警視庁捜査一課」の文字を見て、どれがザ・たっちの筆跡かを推理してもらいました。
 それぞれ目を凝らしながら、3種類の文字列に見入り、真剣な表情で考え込むこと数分――。どれも結構似た筆跡で“捜査”は難航するかに思われましたが、さすがは『未解決の女』チーム! 鈴木と沢村、工藤阿須加、山内圭哉、光石研が見事正解し、面目を保ちました。

登壇者コメント

波瑠(矢代朋・役)

 素晴らしい先輩方に囲まれて、引っ張ってもらうばかりの毎日ですが、どうにかこうにか頑張っております。まだ撮影は序盤なので、鈴木京香さん演じる鳴海先輩とは今、ちょっとずつバディになってきているところです。この物語では“過去の未解決事件を捜査していく”ことが軸になっていますが、演じてみて、過去の出来事はよいことも悪いことも色褪せていくようでいて、逆に感情の部分では色が濃くなって、憎しみや悲しみみたいなものがさらに深くなることもあるんだな、と。そして、それに寄り添う気持ちは本当に偉大だと感じました。この物語が皆さんに勇気を与えられればいいなと思いながら、毎日頑張ってドラマを作っていきますので、ぜひよろしくお願いいたします。

本作のキーワードとなる「文字」にまつわる思い出をお聞かせください。

 文字を読むのはもともと好き。読書もそうですが、パンフレットなどを読むのも好きです。文字についていちばん印象に残っているのは、中学生になった頃、携帯電話のメールが普及して、友達との間で文字だけのやりとりが増えたこと。自分の思った通りに伝わらなかったり、相手が言いたいことをうまく汲み取ることができなかったり、顔が見えないからこそ生じる、言葉の難しさを感じたのを覚えています。その経験から、プライベートでもお仕事でも額面通りに言葉を受け取ってよいものか、台本ももうちょっと読み方を変えなくてはいけないのではないかと常に考えるようになりました。

撮影現場での印象的なエピソードを教えてください。

 私の現場での日課は、遠藤さんに前日召し上がられたスイーツを聞くことです。「昨日は何を召し上がったのですか?」と聞くと、だいたい安定した答えが返ってきます(笑)。先日の答えは、“おはぎ”でしたね(笑)。

ご自身が過去にやり直したことなど、「未解決なこと」を教えてください。

 矢代朋はバタバタする役で体力をすごく奪われるので、よく食べて、よく寝るようにしているのですが…。学生時代に部活動を頑張ったこともなくて、まともに運動したことがないんです。ここに来て、それが悔やまれます(苦笑)。どうしてもっと一生懸命やらなかったんだろう…と思うことが増えました。

鈴木京香(鳴海理沙・役)

 理沙はとても変わった面白い役。“地に足のついた変な人”というキャッチフレーズのもと、絶賛撮影しています。とにかく一日も早く、波瑠ちゃんといいバディになれるよう、ダンディーな出演者の皆さんも交えながら、共に撮影を頑張っております。

撮影現場の雰囲気は?

 出演者の方々は本当に楽しい方ばかりなので、おしゃべりが絶えません。ただ私の役はエンケン(遠藤憲一)さんと違ってセリフがものすごく多く、覚えたものを忘れちゃいそうなこともあるので、「笑いすぎには注意!」と思いながらやっています(笑)。また、今回は原作があるとはいえ、一話完結でたくさんのストーリーが必要。これだけの謎解きやトリックを考えるのは本当に大変じゃないかな、と思いつつ、毎回台本を読みながら楽しんでいます。大森(美香)さんが作られた世界観を、私たちでしっかり形作れるよう、撮影では心がけています。

本作のキーワードとなる「文字」にまつわる思い出をお聞かせください。

 私はせっかちな性格なもので、字が下手で読みづらいんです。大人になったら万年筆でかっこよくサラサラっと書きたかったのですが、未だに消しゴム付きのシャープペンシルで書いています(苦笑)。いつか万年筆でかっこよく書きたい、と憧れています。尊敬する監督から頂いたものなど、3本くらいスタンバっている万年筆があるので、60歳くらいになったら使おうかな、と…。

ご自身が過去にやり直したことなど、「未解決なこと」を教えてください。

 意外と解決してきている人生なのですが…(笑)、何せせっかちな性格なので、落ち着きたいです。心の落ち着きを持てるようにしたいですね。

沢村一樹(古賀清成・役)

 今回はこの中で一番階級が高い役。錚々たる先輩たちを現場で怒鳴り散らしています(笑)。ここ数年、僕は好感度を上げることに尽力してきたのですが、それがたぶん台無しになるのではないかというくらい、撮影ではたくさん怒鳴っています。こういう役を頂けることは、役者としては本当に楽しいです(笑)。その楽しさが画面を通して皆さんに伝われば…と思いますので、ぜひドラマも楽しんでください。

本作のキーワードとなる「文字」にまつわる思い出をお聞かせください。

“躊躇”の“躊”の字は、よく見るとカタカナの“エ”と“ロ”が入っているんです。文字を見た瞬間に「あっ!」と気づいて、すごく親しみを感じています(笑)。皆さんもぜひご確認ください。

ご自身が過去にやり直したことなど、「未解決なこと」を教えてください。

 ちょっとシモ(ネタ)混じりになるのですが…中学生のとき、僕はベッドの下に“私設ライブラリー”を作っていたんですね。“セクスィー・カートゥーン”とかいろいろあったんですが、それが一夜にして閉鎖に追い込まれたんです。学校から帰ってきたら、何もなくなっていたんですよ。たぶん母の仕業だと思うのですが(笑)、聞くに聞けないですし、未解決のままで終わっています。

工藤阿須加(岡部守・役)

 岡部は波瑠さん演じる矢代と同期ということで、劇中では彼女と張り合ったりしています。先輩方の足を引っ張らないよう、そして少しでも事件解決につながるような芝居ができるよう、ひとつひとつ頑張っていきたいと思っています。

本作のキーワードとなる「文字」にまつわる思い出をお聞かせください。

 小学生のときに好きな子に手紙を書いたことがあるんです。きれいに書きたいと思って、最初の「こんにちは」のところから書いては破り、書いては破りを繰り返して、やっとの思いで書いたものを渡そうと思ったら「好きな人がいるから、ごめんなさい」と言われました。今となっては、いい思い出です。

ご自身が過去にやり直したことなど、「未解決なこと」を教えてください。

 小学生のときに母の実家がある茨城へ行って、近くの小学校で遊んでいたんです。ひとりで遊んでいる男の子がいたので一緒に遊んでいたら、「今度、鹿島神宮に行こうよ」という話になったので、次の日に祖父母にお願いして行きました。そこで鹿に餌付けをしていたら、奥の方で1匹ポツンとしている鹿がいたんです。その鹿に向かって餌を投げていたら、鹿が僕の前まで歩いてきて「ありがとう」と言ってくれたような気がしたんです。その鹿は左足をケガしていたのか包帯を巻いていたのですが、よくよく考えてみたら鹿島神宮に行こうと約束した男の子も左足をケガしていたんです! あれは何だったんだろう…と気になっています。

山内圭哉(桑部一郎・役)

 桑部は波瑠さん演じる矢代朋の前の部署の上司。波瑠さんとは2、3年ほど前にも別の職場(『あさが来た』)で一緒に働いたことがあり、時空を超えてまた別の現場で仕事ができるという、役者ならではの楽しい思いをさせていただいております。見た目はどちらかというと刑事より犯人に近い私ですが、精一杯、精進していっぱいお金が稼げる役者になろうと思っております(笑)。

本作のキーワードとなる「文字」にまつわる思い出をお聞かせください。

 僕は、句読点が好きなんです。句読点、特に読点があるのは日本語だけなのではないでしょうか。台本を読んでいると、作家さんのちょっとした思いが句読点に入っている気がします。やたらと読点の多い作家さんは、そこでブレスを入れてほしいという願いが込められていたり…。そういう意味で、句読点って、すごく面白いなと思います。最近、スマホやPCの普及で書くこと自体も薄れてきていますし、若い世代はあまり句読点を打たないから、もったいないなとも思っています。

ご自身が過去にやり直したことなど、「未解決なこと」を教えてください。

「なんでこんなものが落ちているんやろ?」と思うものが、よく道に落ちていますよね! 軍手もそうですが、それらをぜんぶ解決してほしいな、と思います。僕はタイが好きでよく行くのですが、タイで一度ビックリしたのは、夜中に大きな通りを歩いていたら、街路樹の横に洋式便器が落ちていたんです。どうしてこんなことになったのか、それを調べてほしいです!

高田純次(財津喜延・役)

 財津さんはあまり出世の見込みがない役らしいので、そんな感じでやりたいなと思います(笑)。

本作のキーワードとなる「文字」にまつわる思い出をお聞かせください。

 以前、家族で伊豆に旅行に行ったとき、宿帳に「妻」と書くところを、間違えて「毒」と書いてしまったことがあります(笑)。

ご自身が過去にやり直したことなど、「未解決なこと」を教えてください。

 家のドアが3カ月ごとに壊れるんです。なかなか直らないので、業者に頼もうかと思っています…。

光石研(川奈部孝史・役)

 波瑠さん演じる矢代朋の元上司でたたき上げのベテラン刑事を演じてます。よろしくお願いします。

本作のキーワードとなる「文字」にまつわる思い出をお聞かせください。

 僕はいまだにメモを書くんです。メールでスケジュールを頂いても、住所が書いてあるとナビに入れる前に自分でメモ帳に住所を書いて、そのメモ帳を見ながらナビに入れています。(自分が出演する)シーン・ナンバーも常にメモ帳に書きます。なので、結構書く機会が多いですね。

ご自身が過去にやり直したことなど、「未解決なこと」を教えてください。

 2、3日前にテレビを新調したのですが、その接続がうまくいっていないんです。最初は業者の方にやっていただいたのですが、そこからWi-Fiがつながらなくなったりとかしまして…。それを解決したい!

遠藤憲一(草加慎司・役)

 今回は超無口な役で、台本がほとんど「…」ばかりです(笑)。刑事ドラマというと、事件を追うものが中心ですが、この作品はそれぞれのキャラクターがとてもよく描かれています。なかなか出会えない役を頂けて幸せです。頑張ります!

本作のキーワードとなる「文字」にまつわる思い出をお聞かせください。

 人が書いた手帳やノートの字を盗み見るのが好きなんです(笑)。電車の中などでも、つり革に掴まりながらそっと近づいていって、上からのぞき見たりしていました。実は僕、子どもの頃からメモ魔で、特別意味もない言葉でノートを埋めていくのが好きだったんですよね。なので、人のノートがどんな字でどんな風に埋められているのか、すごく興味があるんです! 今も取材陣の方々がノートにメモしているでしょう? 何を書いているのか、とっても気になります!

昨日食べたスイーツは?

 昨日はプリンを食べました(笑)! 最近甘いものが好きになっちゃって、最中も昔は嫌いだったのに、克服しちゃったどころか、すげーうまいことに気づいちゃいました! 今夜は何を食べるか、コンビニに入って決めたいと思います。

ご自身が過去にやり直したことなど、「未解決なこと」を教えてください。

 子どもの頃、勉強が大嫌いで、高校もあっという間に中退しちゃったんです。やるべきことをちゃんとやってこなかったせいで、今でもセリフ覚えが苦手で…。今一生懸命やっているのと同じくらい、子どもの頃にもやっていたら偏差値はどれくらいいっていたのか、知りたいですね。

大森美香(脚本)

 私は昔から刑事ドラマが大好きで、いつかは書きたいとずっと夢見ていたのですが、刑事ドラマのトリックを考えるのが本当に難しくて…。60歳ぐらいまでに実現できたらいいなと思っていたところ、今回、テレビ朝日さんから声をかけていただき、麻見和史先生の原作を拝見させていただきました。もともと“女性2人組のバディが素敵な男性陣に囲まれて活躍する”というドラマを描きたかったので、ぜひそれをやらせてほしいとお願いして、このドラマにたどり着きました。
 思っていた以上に素敵な方々とお仕事をさせていただいて、トリックよりも皆さんのおしゃべりのほうがどんどん増えてしまい、最終的にはそれをすべてカットして撮影しなくてはならないという状況なので、もっと長く書きたいな、といつも思っています。撮影はまだまだこれからですが、応援していただけたらうれしいです。