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野上慎平アナが「番組独自の取材と切り口」で注目ニュースを伝えます。

放送日 2017/11/13

たった1人の郵便局員が失踪して困惑する鹿児島の離島

評判の良かった郵便局員が突如いなくなった理由とは?

鹿児島港からフェリーで3時間ほどかかる、人口およそ80名の離島「竹島」。こちらで今、大変な事態が発生しています。たった1人の郵便局員が突如“失踪”し、そのせいで郵便局が営業不能となってしまったのです。郵便局は「島唯一の金融機関」でもあった為、島民は困りきっています。

失踪した31歳の郵便局員は今年7月に赴任し、郵便・貯金・為替・振替などの業務を全て1人で担当していたそうです。「まじめな性格で、よく頑張っていた」と島内での評判は良かったのですが、休暇をとって県外へ出かけた後、親しい島民に「戻りません。すみません」という連絡を入れ、そのままいなくなったといいます。

専門家によれば、今回の事態の背景には「郵政民営化の負の部分が影響している」そうです。竹島では民営化の際にATMが無くなり、貯金の出し入れまでも郵便局員が行うようになったといいます。また、島の郵便局の運営も7月からは鹿児島の三島村に業務委託され、いなくなった郵便局員も村の嘱託職員だったそうです。

日本郵便が運営していた当時には正午から1時間の業務休止時間がありましたが、村の委託になってからはそれが無くなったといいます。また、給与も手取り12万円程度だったということもあり、いなくなった郵便局員は肉体的にも経済的にも苦しい状況に置かれていたようです。

島の郵便局は本日から営業再開するそうですが、フェリーで2時間半かかる他島の嘱託職員を派遣してもらう関係上、当面の営業日は「月曜と火曜のみ」となるのだとか。来月18日の通常営業再開に向けて、三島村では現在、新たな嘱託職員の募集を行っています。

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