ショーアップ

野上慎平アナが「番組独自の取材と切り口」で注目ニュースを伝えます。

放送日 2017/08/30

70年前に一緒に写真を撮った日本人少女を探すGHQ広報官の長女

着物姿の日本人少女と羽子板を持ったアメリカ人少女の写真

昭和館
住所/東京都千代田区九段南1-6-1
TEL/03-3222-2577
◆第66回「ハワイ大学ペニーノコレクション 子どもたちのいる風景」
開催期間/2018年1月8日(月・祝)まで
※1階ロビーで映像・写真資料や図書資料の一部を随時紹介

◆「着物姿の日本人少女」に関する情報の提供先
TEL/03-3222-2574(昭和館図書情報部)

今からおよそ70年前に撮られた1枚の写真。そこには嬉しそうに羽子板を持った外国人少女と、着物姿で微笑む日本人少女が写っています。外国人少女の名はドナ・ハワードさん。GHQ最高司令官マッカーサー付きの広報官だったウォルター・ペニーノさんの長女です。

終戦直後の日本の姿をカメラに収め続けたペニーノさんの写真展が、きのうから東京・千代田区の「昭和館」で開催されています。それに合わせてドナさんは「一緒に写真を撮った少女の行方を捜してほしい」という依頼を出しました。「自分は良い人生を送ることができた」と語るドナさんは「彼女も同じであってほしい」と願っており、それを確認する意味から再会を希望しておられるそうです。

現在はハワイに住まわれているドナさんは、撮影当時5歳。日本人少女の名前も素性も分からないそうです。分かっているのは、撮影場所が現在の代々木公園辺りにあった米軍住宅地「ワシントンハイツ」であったということだけ。撮影者である父もすでに他界し、手がかりが一切なくなってしまったことから、今回の依頼となったそうです。

調査が難航する中、番組はとある重要な手がかりを入手しました。それは、婦人雑誌「主婦之友」1948年1月号に掲載された1枚のイラスト。「仲よし」と題されたその絵には、ドナさんたちが写った写真とそっくりな構図で、日米の少女ふたりが描かれているのです。関係者に問い合わせても当時の詳細は分からないとのことでしたが、しかし日本人少女の着物からもうひとつのヒントが浮かび上がりました。

和装のプロである着物コーディネーターの笹島寿美(ささじま・すみ)さんによれば「問題の写真にはおかしな点が複数ある」とのこと。日本人少女の着物の着付けに誤りが多く、「不慣れな人間による“にわか仕事”ではなかったか?」というのです。また、羽子板を持ってお正月の雰囲気を出しているものの、ドナさんの服装が薄着なのもきわめて不自然。以上のことから「あの写真は雑誌の正月用企画の絵を描く為の資料だったのでは?」という推測が導き出されました。

今回の調査によって、日本人少女に関して「現在75歳くらい?」「1947年当時に東京に住んでいた?」「モデルをやっていた?」という3つのヒントを得ることができました。「昭和館図書情報部」では日本人少女に関する情報を求めていますので、心当たりのある方は是非ご一報ください。

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