月曜日

石原良純が人生を豊かにする趣味・生きがいを提案

放送日 2017/12/04

滋賀・多賀町で始めた“手打ちそば店”が順調な移住者夫妻

大阪市から3年前に多賀町へ移住した藤田正志・チトセ夫妻

多賀大社(たが・たいしゃ)
住所/滋賀県犬上郡多賀町多賀604番地
TEL/0749-48-1101

石原良純さんが今回やって来たのは、大河ドラマの舞台となって話題の「彦根城」から車で15分ほどの滋賀・多賀町(たがちょう)。町のシンボルは、県第一の大社にして“縁結びの神様”としても有名な「多賀大社(たが・たいしゃ)」です。

そんな多賀町へ3年前、大阪市から移住されたご夫妻が、藤田正志(ふじた・まさし)さん(66)・チトセさん(65)。おふたりは移住後、地元産のそば粉を使った“手打ちそば店”を開きました。店名は、チトセさんの名をとって「ちとせ庵(あん)」。「自分は店員で、店主は妻」と正志さんはおっしゃいます。

モダンな店内で堪能する味わい豊かな手打ちそば

ちとせ庵(あん)
滋賀県犬上郡多賀町久徳478
TEL/070-1749-3181
営業時間/11:00~16:00
定休日/月曜

木の風合いを活かしたオシャレな内装で、パッと見はそば店らしくない「ちとせ庵」。高い天井や大きな窓が特徴的な、まるでカフェのようにモダンな造りです。広くとった窓から望めるのは、店で使うそば粉を栽培するそば畑。そば畑を眺めながら味わう手打ちそばは、また格別の美味しさです。

温かい“鴨南蛮そば”など、全部で12種類のメニューがあるという「ちとせ庵」。石原さんがいただいたのは、中でも一番のオススメだという「玄挽き(げんびき)のもりそば」です。そばの実と皮を一緒に挽くことで、より強い風味とコシを楽しめるようになっています。石原さんもその美味しさを噛みしめていました。

チトセさんに移住を決意させた“そば畑のある風景”

そば店を開業する為に移住したのかと思いきや、「そんなことは全然考えていませんでした」と首を振る正志さん。大阪時代、正志さんは生活協同組合で働き、チトセさんはスーパーでアルバイトをしていたそうです。

おふたりがそばにハマったきっかけは「能登半島への旅行」だったといいます。悪天候で名所めぐりができなくなり、代わりに行った「そば打ち体験」が、その後の運命を変えました。自作のそばを口にしたチトセさんは、その美味しさに感動し、そば打ちにのめり込んでいったそうです。

実はチトセさんは四国出身で、それまではそばよりもうどんのほうが好きだったといいます。しかし、そば粉と小麦粉に水を加えて打つだけで、うどんとはまた違う素朴な味と香りが生まれることに感動し、以降は“大のそば好き”に転向したそうです。全国のそばの産地を訪ね歩いてはそば打ちを研究し、その中で出会った多賀町にすっかり魅了されてしまったといいます。

チトセさんが一目惚れしたのが、お店から見ることのできるそば畑の光景。「そばの産地で、そばが育っている様子を目の当たりにしながら、そば打ちをして暮らしたい」という思いが強まったチトセさんは、大阪から多賀町への移住を決意したといいます。

“直売所での生そば販売”を経て、ついに“そば店開業”へ

多賀町で育つ「多賀そば」は、今からおよそ20年前、休耕田を利用する形で栽培が始められたといいます。植えられたのは、日本一の呼び声が高い茨城産の「常陸(ひたち)秋そば」と同じ品種で、「鈴鹿山系のキレイな水」と「山あい特有の寒暖の差」がそばのうまみを引き出してくれるのだそうです。

そんな多賀そばの畑のすぐ近くに、160坪の土地付きの中古住宅を購入して移住を果たした藤田夫妻。リフォーム代なども含めて1000万円ほどかかったそうですが、それは貯金でまかなったそうです。移住後は「自宅で打った生そばを彦根市のJAの直売所に卸す」という形式をとり、1000円ほどのセットを年間およそ700セット売り上げたといいます。

こうして「自分が打ったそばをお客様に食べていただく喜び」を知ったチトセさんは、次なる目標として「そば店の開業」を計画しました。町の助成金なども利用して開業資金を集め、ついに今年の4月、自宅敷地内に「ちとせ庵」をオープンさせたのです。町を挙げて多賀そばのPRをしていることも追い風となって、週末には満員御礼状態だといいます。最近では店の一部を使って「そば打ち教室」も開催し、こちらも盛況だそうです。

経営は好調、残る課題は正志さんの心身リフレッシュ

多忙な日々を送る藤田夫妻ですが、週に1日の定休日には何をして心身のリフレッシュを図っているのでしょうか。チトセさんは庭の土いじりが楽しみだそうですが、正志さんのほうは「開店以来、どこかへ遊びに行ったことはない」のだとか。定休日には、車で片道30分の場所まで店のゴミを捨てに行き、その帰りに1週間分の食材の買い出しをするという正志さん。少しでも安い食材を求めて、夕方まで様々な販売所をハシゴするそうです。

このように、せっかくの定休日まで多忙な正志さんは「そろそろ疲れがピークに達している」と語ります。なんとこの半年で、体重が5kgも減ってしまったのだとか。それを聞いて正志さんの体調が心配になった石原さんは、思わず「定休日を増やしましょう!」と提言してしまいました。

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