月曜日

石原良純が人生を豊かにする趣味・生きがいを提案

放送日 2017/11/27

美しい紅葉に彩られた歴史遺産! 東京・調布市“深大寺”散歩

紅葉の名所としても有名な“浅草寺に次ぐ古刹”

深大寺(じんだいじ)
住所/東京都調布市深大寺元町5-15-1
TEL/042-486-5511(総合受付 寺務所)
受付時間/ 9:00~17:00

石原良純さんが今回訪れたのは、新宿から電車とバスを乗り継いで30分ほどで到着する、東京・調布市の「深大寺(じんだいじ)」。1200年以上もの歴史を誇るこちらは「浅草の浅草寺に次ぐ古刹(こさつ)」なのだといいます。

今の時期は「都内屈指の紅葉スポット」として賑わう深大寺ですが、人気の秘密はそれだけではないのだとか。今回は、深大寺法務部所属の僧侶・玉田昌信(たまだ・しょうしん)さん(25)の案内で、「晩秋の紅葉」と「古刹の見どころ」を併せて満喫させていただきました。

玉田さんによれば、紅葉の見頃は「12月初旬」なのだとか。石原さんが訪れたのはピークにはまだ至っていない時期でしたが、それでも入口部分の紅葉は美しく色づいていました。見頃は来月中旬あたりまで続く見込みだそうです。

江戸末期の火事でも焼けずに残った山門と香炉

実は深大寺は江戸時代末期に起きた火事によって、施設の大半が失われてしまったのだとか。かろうじて焼失を免れたのは、寺の正面玄関である「山門」と、その先にある「常香楼(じょうこうろう)」と呼ばれる香炉(こうろ)だけだったそうです。常香楼の屋根には火事の痕跡が今でも残されています。迫り来る炎によって、獅子(しし)の装飾も半分焼けてしまっていました。

新たに国宝に指定された“東日本で最も古い仏像”とは?

続いて訪れたのは「釈迦堂(しゃかどう)」というお堂です。こちらにお祀(まつ)りされている「銅造釈迦如来像(どうぞう・しゃか・にょらいぞう)」は、今年の9月に国宝に指定された貴重な仏像なのだとか。国宝としては「東日本で最も古い仏像」だといいます。

この仏像が国宝に指定された理由は、その出自(しゅつじ)にあるそうです。約1300年前(飛鳥時代)に作られた奈良の「新薬師寺(しん・やくしじ)」の仏像とお顔がよく似ており、「同時期に近畿地方で作られた可能性が高い」と科学的調査で判明したからだといいます。それによって「国宝にふさわしい仏像である」と認められ、9月に指定されたのだそうです。

当時は辺境の地だった関東へ運ばれてきた経緯は不明ですが、「深大寺が開かれる際、ご本尊様として迎えられたのではないか、という説があります」と玉田さんは教えてくださいました。そんな貴重な仏像を、深大寺では無料で見学することができます。

深大寺の名の由来の“水神”が現代の若者に人気の理由とは?

紅く染まり始めたモミジのトンネルを抜けると「深大寺の名の由来となったもの」が現れます。それは「湧水(ゆうすい)」。深大寺の建つ場所は「国分寺崖線(こくぶんじ・がいせん)」と呼ばれるガケの境目で、大地にしみ込んだ雨水が“湧(わ)き水”となってあふれ出る場所なのだとか。そんな湧き水の宝庫に、水神である「深沙(じんじゃ)大王」をお祀りする為に建てられたことから「深大寺」の名が付けられたのだそうです。

石原さんは今回、深沙大王が祀られている「深沙堂(じんじゃどう)」に特別に入らせていただきました。その本尊は秘仏で、一番奥の厨子(ずし)の中に安置されています。その傍らには「おそらく深沙大王とはこういうお姿だろう」と想像して作られた像が祀られていました。いかめしいお顔に描かれている深沙大王ですが、実は「縁結びの神様」でもあるのだとか。その為、祀られているお堂はいまや「若者の人気スポット」になっているそうです。

深沙堂の天井部には、仏教を守護する聖獣である「龍」が描かれています。通常は一般人が立ち入れない深沙堂ですが、来年のお正月には公開されるそうですので、その際にはこちらも見ることができます。

深大寺周辺が“そば店”の密集地帯になった理由とは?

深大寺 そばごちそう門前
住所/東京都調布市深大寺元町5-13-5
TEL/042-487-1815
営業時間/10:00~16:00
定休日/月曜

深大寺の名物として有名なのが「そば」です。この一帯は高低差のある崖地(がけち)で寒暖の差が激しく、その気候がそば栽培に適しているのだとか。また、「湧き水が冷たすぎてコメ作りには向いていない」ということもあって、そば栽培がいっそう盛んになったといいます。

石原さんは、この時期ならではの“新そば”を味わうべく、山門のすぐ目の前にある、その名も「深大寺 そばごちそう門前」にお邪魔しました。いただいた「粗碾(あらびき)そば」は、そば殻(がら)も一緒にひいたそば粉に、別の2種類のそば粉をブレンドして打ったもの。風味も食感も良く、石原さんも満足げに平らげていました。

深大寺の周辺には現在、20軒ほどのそば店が軒を連ねています。このような“密集地帯”状態になったのは、なんと「徳川3代将軍・家光の影響」という説があるそうです。それによると「鷹狩りに来た際に深大寺に立ち寄り、献上されたそばを食べた家光がその味を大絶賛した」といいます。それが当時の観光ガイドブックである「江戸名所図会(えどめいしょ・ずえ)」でも紹介されたことで、深大寺のそばは一気に“人気グルメ”となったのだそうです。

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