月曜日

石原良純が人生を豊かにする趣味・生きがいを提案

放送日 2017/06/12

4年ぶりに公開された“陽明門”が人気! 歴史散歩“日光東照宮編”第2弾

陽明門の拝観再開で賑わう“日光東照宮”を巡る歴史散歩

神橋(しんきょう)
住所/栃木県日光市上鉢石町
TEL/0288-54-0535(日光二荒山神社)

堂者(どうじゃ)引き 日光殿堂案内協同組合
TEL/0288-54-0641

石原良純さんが訪れたのは、都心から特急電車で約2時間の栃木・日光市。今回の良純未来図は「歴史散歩“日光東照宮編”第2弾」と銘打って、大修理を終えて4年ぶりに一般公開された「陽明門(ようめいもん)」を中心に散策します。散策の出発地点は、美しい朱塗りの世界遺産として知られる「神橋(しんきょう)」です。

石原さんを案内してくださったミライビトは、前回と同じく「堂者(どうじゃ)引き 日光殿堂案内協同組合」の理事長・春日武之(かすが・たけゆき)さん(65)です。“堂者引き”とは、この地で江戸時代から360年以上続くプロガイドのこと。徳川家康を祀(まつ)った由緒正しい神社である日光東照宮は、江戸時代には堂者引き同伴でなければ参拝できなかったといいます。

名人と天才が作り上げた国宝“陽明門”の美しさ

日光東照宮(にっこう・とうしょうぐう)
住所/栃木県日光市山内2301
TEL/0288-54-0560(日光東照宮社務所)
参拝時間/8:00~17:00(4月1日~10月31日)、8:00~16:00(11月1日~3月31日)
※各期間とも参拝受付終了は閉門30分前
参拝料金:大人・高校生1300円、小・中学生450円

日光東照宮の境内は石原さんと同様、陽明門をお目当ての方々で賑わっていました。期待に胸を膨らませながら、いざ陽明門へ!

石原さんのイメージは“朱”だという陽明門ですが、実際は「黒と金と白が基調」なのだそうです。豪華絢爛(ごうかけんらん)な門を埋め尽くす彫刻の数は、じつに「508体」にも上ります。手がけたのは、江戸城天守閣も担当したという名棟梁(とうりょう)の甲良豊後守宗廣(こうら・ぶんごのかみ・むねひろ)と、天才絵師として名をとどろかせた狩野探幽(かのう・たんゆう)です。

昔と同じ方法での修復によって本来の鮮やかさを取り戻したという陽明門。その彫刻の彩色は非常に凝ったもので、漆(うるし)と金箔と色とを重ねてあるのだとか。また、白い柱部分の塗料にも特殊な素材が用いられているといいます。白木をそのまま使うと日光の風土に負けてしまうため、胡粉(ごふん)と呼ばれる白い貝殻の粉を塗っているのだそうです。

このように贅(ぜい)が尽くされた日光東照宮には、現代の貨幣価値で「約2000億円」もの巨費が投じられているといいます。

陽明門に刻み込まれた三代将軍・家光の“願い”とは?

二代将軍・秀忠が建立したという陽明門は、元々はもっと地味な見た目だったんだとか。それは「一周忌を過ぎたら日光に小さなお堂を建てて自分を祀るように」という家康の遺言に沿ったものだそうです。それが三代・家光の時代に造り直されたんだとか。そこには「偉大な家康を神として祀るのだから、他に類を見ないほど立派でなければならない」という思いと、もうひとつ、「平和への祈り」も込められているのだそうです。

陽明門をよく見ると、たくさんの人間が彫り込まれているのが分かります。中でも多いのが「楽しげに遊んでいる子どもの姿」。それはまさに“平和の象徴”で、「子どもが安心して遊べる平安な世界を作りたい」という家光の願いの表れなのだといいます。

平和祈念の象徴は他にも彫り込まれています。それは、柱に刻まれている「グリ紋」という魔除けの模様。12本ある柱のうち、なぜか1本だけ「わざと逆さまに彫ってある」のです。「満つれば欠ける(=完全になってしまえば後は崩れるだけ)」という言葉を重くとらえた家光は、不完全な部分をあえて作っておくことで「徳川幕府は永遠に終わらない」という願掛けをしたのだといいます。

修理中のお堂を見学できる“日光山輪王寺”

日光山輪王寺 三仏堂(にっこうざん・りんのうじ・さんぶつどう)
住所/栃木県日光市山内2300
TEL/0288-54-0531
参拝時間/8:00~17:00(4月~10月)、8:00~16:00(11月~3月)
※各期間とも受付終了は閉門30分前(天空回廊は閉門1時間前で終了)
参拝料:大人400円、小中学生200円

続いて石原さんたちが向かったのは。陽明門から徒歩5分ほどの場所にある「日光山輪王寺(にっこうざん・りんのうじ)」。家康・秀忠・家光の三将軍に仕えたことで知られる「天海大僧正」が住職を務めたこともある古刹(こさつ)です。実はこちらは「修理中のお堂が見学できる」という非常に珍しいお寺でもあります。

石原さんたちが向かったのは、御本尊を間近から拝観できるという「三仏堂(さんぶつどう)」。今回は特別に、格子(こうし)の扉を開けていただきました。高さ7・5mもあるというご本尊は昨年末に金箔が貼り替えられ、非常に美しい状態です。こちらには3体の仏様が祀られているのですが、その全てがご本尊なのだといいます。

三仏堂を後にした石原さんたちは階段を上がって、高さ26m・全長66mという見学コース「天空回廊(てんくう・かいろう)」に向かいました。

世界遺産に自分の痕跡を50年間残せる“銅板奉納”

銅板奉納
奉納料:1枚2000円
※先着順で、規定枚数に到達した時点で終了

天空回廊から見えるのは、今まさに葺(ふ)き替えられている最中の本堂の屋根部分です。こちらで使われる瓦は普通のものとは違う、「銅板に黒い漆が塗られたもの」なんだとか。この銅瓦は、全体でおよそ5万枚も使われているそうです。

実は先月より、「葺き替え中だからこそ可能なスペシャル企画」がスタートしているそうです。それは「1枚2000円で買った銅板に自分の名前と願いを書き、それを屋根の一部として奉納する」というもの。次の葺き替えは50年後だそうですから、「世界遺産に自分の痕跡を半世紀にわたって残すことができる」わけです。

この“銅板奉納”を、石原さんもやらせていただきました。陽明門に平和への祈りを込めた家光のように、石原さんもまた「子孫たちの暮らす世界が穏やかなものであるように」との願いをしたためていました。

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