水曜日

伝統守り、次の世代へ引き継ぐべく奮闘する輝く女性に密着。 宇賀なつみアナが体当たりレポートで紹介、応援します。

放送日 2018/01/10

喜多麻優子(28) 滋賀で198年続く蔵元“喜多酒造”9代目

老舗蔵元初の女性後継者

喜多酒造
住所/滋賀県東近江市池田町1129
TEL/0748-22-2505
FAX/0748-24-0505
「喜楽長 (特別純米酒)」1242円(税込み)
「愛おし(純米大吟醸)」3780円(税込み)
※インターネットまたはFAXでの注文を承っております。
※店頭のお買い求めはHP内「お買い求めはこちらまで」をご確認ください

宇賀なつみアナウンサーが、伝統や文化を受け継ぎ、生き生きと輝く女性から、人生を素敵に過ごす秘訣などを伺う「継ぐ女神」。2018年の第一回目は、滋賀県で198年続く蔵元「喜多酒造」の9代目・喜多麻優子さん(28)の登場です。

喜多酒造は全国新酒鑑評会で17度も金賞を受賞する日本酒「喜楽長(きらくちょう)」で知られます。名酒を造る老舗蔵元の初の女性後継者となった麻優子さんは9代目を継いでまだ3年目。現在、修業の日々を送っています。

家宝341点! 厳選した6点の真贋は?

約1500坪という敷地に立つご自宅は築200年の風格ある構え。宇賀アナを出迎えてくれた麻優子さんの父で8代目の良道さん(64)が、喜多家に代々受け継がれる家宝をリストアップした帳面を見せてくださいました。中には、約600年前に中国で作られた銅製の火鉢「宣徳火鉢」や12代柿右衛門の置物といった高価そうな品物がズラリ。しかも、その数なんと341個!

これらの品は、「お宝倉庫」と呼ぶ蔵で大切に保管してきたそうです。いずれも本物と信じる良道さんですが真贋は不明。そこで、中でも気になるという先の宣徳火鉢など6点を今回も海老沢鑑定士に見ていただきました。しかし結果は満足行くものではなく・・・・・・。がっくりと、肩を落とす良道さんでした。

杜氏らと暮らしながら酒造りを学ぶ

この世界に入って日の浅い麻優子さんは、宿舎で杜氏や蔵人たちと寝食をともにしながら酒造りを学んでいます。今の時期は、去年10月に始まった仕込みの最盛期で、大晦日も正月もなく仕事が行われています。

早朝5時半。この日最初に行ったのは、お酒造りの第一歩である麹造り。杜氏につき、その見極め方を学びます。休む間もなく、お酒の味を決める重要な作業「櫂入れ」を開始。男性でもきつい全身を使う力仕事で、小柄な麻優子さんも「まだ全然」と汗をにじませます。一息入れられるのは夕食のとき。しかしその後もやらなければいけないことが多く、すべての作業が終わったのは夜11時過ぎでした。

こうして手塩にかけて造ったお酒はどんな味がするのでしょうか。宇賀アナいわく、「上品でほのかに甘い。ストップがかかるまで飲み続けますけどいいですか」。絶賛です。

女性が手にしやすいお酒を造りたい

麻優子さんは兄と妹の3人兄妹。しかし、兄は高校生の時に家業を継がないことを宣言。一方の麻優子さんは、杜氏や蔵人たちの姿に憧れ、中学生の頃から「絶対に自分が継ぐんだ」と心に決めていました。大学卒業後は酒造りに役立つとお酢を造るメーカーに就職し、26歳で9代目として戻ってきました。

その1年目。何もできないことに悔しさを感じたといいますが、辞めたいと思うことはなく、「もっともっと上手にできるようになりたい」一心だったといいます。

そんな麻優子さん、2年目にして、父・良道さんを唸らせる新たなお酒を造ってしまったんです。純米大吟醸の「愛おし」です。まだまだ1人ではお酒は造れませんが、自分が思い描く味に杜氏に頼み込んで仕上げてもらい、女性が手にしやすいお酒にしたいとの思いを込めてラベルも考案しました。

その味は良道さんに「私にはとても考えられない」と言わしめるほど。プレゼント用に購入するお客様が多いそうです。

突き進むだけではなく、立ち止まることも

今回の「女神の一言」は麻優子さんではなく、父・良道さんからいただいた言葉です。それは「突き進むだけではダメ! 走ったら一度立ち止まる。見えなかった景色が見えるはず」。

猪突猛進で突き進むアクセルも大事だけど、走った分、立ち止まることも忘れないでほしいといいます。麻優子さんの頑張りを嬉しく思いながらも、走り過ぎているのではないかと心配する良道さんの心情が表されています。

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