火曜日

羽鳥慎一がニュースな現場へ!みんなの疑問を解決

放送日 2017/05/16

全米選手権5連覇!チアダンス“熱血”女性顧問

全米選手権5連覇!チアダンス指導者

◇福井県立福井商業高等学校
住所/福井県福井市乾徳4丁目8番19号
TEL/0776-24-5180

およそ100年前に誕生したといわれるチアリーディングから独立して、競技になった「チアダンス」。全米チアダンス選手権は、日本の100以上の高校から予選を勝ち抜いた上位3校が、本場アメリカを代表する32の高校と競う本格的な大会です。今年3月、この全米選手権で5連覇を達成したのが、「福井商業高校」。率いているのは教諭の五十嵐裕子さん(49)です。

創部11年で7回優勝するなど、その活躍は映画化もされています。今回の「聞きトリ」は、チアダンス未経験の生徒を全米選手権優勝へと導いた五十嵐さんの指導法に羽鳥慎一キャスターが迫ります。

福井商業高校チアリーダー部「JETS(ジェッツ)」。髪型はチームのルールとして決められており、女子生徒たちはみな「おでこ全開」。ほかにも「恋愛禁止」などの決まりがあるのだとか。

そんな彼女たちが取り組むチアダンスは4種類のダンスを取り入れて、2分30秒で演技を構成するそうです。バレエの要素が入る「ジャズ」、リズムに合わせて力強く踊る「ヒップホップ」、チームの一体感が求められる「ラインダンス」、そして、「ポン」。ポンは演技の締めくくりであるため、躍動感をつけながら腕がきれい伸びるように気を付けて踊るといいます。

おたまや粘着テープを使ったユニークな練習

日本の選手はアメリカの選手より小柄で筋力も劣るため、勝つには「柔軟性」が必要なのだそう。しかし、入部したばかりの生徒に求める柔軟性はないため、泣きながら練習することも。また、チアダンス未経験の生徒に身の回りのものを使い指導もします。例えば「粘着テープ」。テープを体に巻きつけることで体の使い方を覚えさせるのだといいます。

「ポン」の練習で使うのは、「おたま」です。おたまの先端が前を向くようにすると、腕が張り、伸ばしたときにきれいに見えるそう。そのための握り方も決まっています。

チアダンス経験ゼロからスタート

練習に休みはなく、平日は授業の前後に、週末は1日8時間行っています。その指導に熱が入ると口調も強くなる五十嵐さんですが、実はチアダンスの経験はありません。また、五十嵐さんが体育教師として勤務する福井商業高校にチアリーダー部はなく、あったのは主に野球部を応援する「バトン部」でした。

あるとき、五十嵐さんは神奈川県の厚木高校(ダンスドリル部)が全米を制覇したことを知り、「これをやりたい」。バトン部の生徒たちを主役にしてあげたいと部の設立を思いつきます。しかし、「猛反発ですね」。先生や保護者の理解は得たものの、部員20人近くが退部してしまい、残った生徒だけでやることになったのです。

とはいえ、五十嵐さんは未経験。そこで厚木高校の指導者に恥を捨てて手紙を出しました。受け取った前田千代さんは、「生徒のことを思う五十嵐先生の想いが伝わってきた」といい、コーチを快諾しました。

東京に住む前田さんが福井県に来て直接指導するのは月に一回。普段は、練習風景の動画をメールで確認しあい、五十嵐さんが指導しました。そして、誰にも負けない情熱をぶつけてチアダンスに取り組んできた結果、2009年、創部3年で全米選手権優勝を果たしたのです。

 

全米選手権5連覇の秘訣は“夢ノート”

五十嵐さんはいいます。「チアダンスを通して人づくりという根底がありますから。自信がなくて性格もちょっと暗いような子たちが、自信を持って踊れるようになる。これはもう楽しくてしょうがない」。

そんな五十嵐さんが生徒たちに作らせているのが「夢ノート」です。簡単に達成できることも大きな夢も区別なく、自分のやりたいことを思いつくまま書かせるのだといいます。ある生徒は「書くことによって夢や目標が明確になるので、その夢に向かって頑張ろうという気になります」と話します。

「自分の可能性に気付かせるということが大事です。自分は大したことないって大体皆思っているんです。でも実はすごいんですよ、いろんな力を持っているんですね」。全米選手権5連覇の秘訣はここにあります。

夢見ることからスタート

そして最後に羽鳥キャスターが聞きました。「人生で成功するために必要なことは?」。

返ってきたのは、「夢見ることからスタートする」という言葉です。最初アメリカに行くといった頃は馬鹿にされたといいます。しかし、結果は見事な夢の実現となりました。「自分のやりたいことを夢見れば、引き寄せて、どうも行けるようです」と笑顔で語る五十嵐さんです。

一覧を見る

ランキング
プレゼント・懸賞

ページの先頭へ