火曜日

羽鳥慎一がニュースな現場へ!みんなの疑問を解決

2018.05.22放送

画期的!洗浄力がアップする驚きの「節水ノズル」

節水率90%!驚きの節水ノズル

株式会社DG SALES(ディージー セールス)
住所/東京都台東区東上野2-21-3 成宝ビル6F
TEL/03-6240-1909(受付時間 平日9:00~19:00)
◇今回紹介した商品
「バブル90(キュウジュウ)」※業務用
価格:25000円~(税抜き)
世界的な問題のひとつに水不足があります。高野雅彰さん(40)は、その解消に役立つかもしれないものを開発しました。「節水ノズル」です。節水率は約90%。しかも、水の量は抑えているのに洗浄力もアップしています。今回の「聞きトリ」は、この画期的な節水ノズル誕生の舞台裏に羽鳥慎一キャスターが迫りました。

大阪府東大阪市にある高野さんの会社を訪ねた羽鳥キャスターは、早速、節水ノズルの威力を見せてもらうことに。高野さんのノズルをつけた蛇口と何もつけない蛇口でそれぞれ同じ回数をひねって水量の違いを計測すると、つけない蛇口が2リットルのとき、節水ノズルをつけたほうの水はわずか300ccでした。

洗浄力の高さは水を球状にして放出することにあり

節水効果に加え、このノズルならではの特徴が高い洗浄力です。秘密は「実はマシンガンのように水の球が出ているんです」と高野さん。蛇口から出る水は、汚れに当たってもそのほとんどが汚れに触れないで水の上を流れていきますが、高野さんが開発した節水ノズルは、水が球の形になるため、それぞれが汚れに当たって少ない水の量で汚れるが落ちるのです。

そして、「本来、水の球は電気で断続的に出すことしかできなかったんですけど、水圧のエネルギーだけでこれを作りました」

開発を支えたこの技術には、電気を使わずにノズルの中で気圧が変化して空気が入るようにしてあるそうです。そのため、空気が水を分解して球の形になるのです。

父の町工場を頼って

1978年、東大阪市生まれ。実家は57年続くガスコックを作る町工場でしたが後を継ぐ気はなく、神戸大学を卒業後はIT関連の仕事に就きます。そこでたまたまた節水製品について知る機会があり、「節水市場を調べていくと、ここに参入のチャンスがすごくある」と感じたそうです。当時の節水ノズルは似たようなものばかり。

「世の中にない、新しいものを生み出したい」。洗浄力がアップする節水ノズルを作ろうと、挑戦が始まります。

モノづくりの経験がない高野さんが頼ったのが、父・善行さんでした。一度は離れた息子でしたが、善行さんにも「できれば一緒に仕事をしたい」という気持ちがあったといいます。操作方法など教えてもらいながら、素材加工は工場の機械で対応しました。

一番難しかったのは、水を球の形にすることだったそうです。「どれだけの水に対して、どれだけの空気を混ぜるのか。ものすごくシビア」なため、ノズルに作る穴の大きさや位置の研究を続け、何千パターンも実験。そして2009年、節水効果と洗浄力を両立したノズルが完成します。しかし、世の中は東日本大震災もあり、節水よりも節電の時代。まったく売れませんでした。

そこで高野さんはある行動に出ます。飲食店に「タダでいいからつけさせてください。水道代がどうなるか見てください」と回り、とにかく使ってもらうことにしたのです。すると、その節水効果や洗浄力が口コミで広がり、次々と注文が入るように。

全国に254店舗を持つ「いきなりステーキ」でも節水ノズルを使っています。「年間の水道代が全店で約3000万円削減できた」と、その効果を語ってくれました。

世界のエンジニアが高野さんの町工場に集まる

「世界の水の使用量を10%程度に抑えることが出来るとしたら、環境負荷を減らせると思うんですね」

高野さんは水不足に悩む中東の国やオーストラリアなどに節水ノズルを広めようと活動しています。また、その技術を学ぼうと工場にはバングラデシュやブルガリアなど世界各地からエンジニアも集まっています。

本気でやる

最後に恒例の質問をしました。人生で成功するために必要なことはなんだと思いますか?
高野さんはこう答えました。「本気でやるかどうかだと思います」。羽鳥キャスターがこの言葉に「本気でやってもなかなか成功しない場合もある」と再び尋ねると、すかさず「本気度が足りない」。

真剣に水不足の問題に挑んでいる高野さんです。