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2017年7月10日

豪華俳優陣勢揃いで制作発表記者会見を開催!
武井咲が江口洋介らにオリジナルドリンクを振る舞う
すっかり板についた“ママっぷり”に共演陣も太鼓判!

 松本清張没後25年となる2017年。不朽の名作『黒革の手帖』が、武井咲主演でテレビ朝日に復活します。
 7月20日(木)からの放送に先駆け、テレビ朝日本社スタジオで制作発表記者会見を開催。武井をはじめ、江口洋介、仲里依紗、滝藤賢一、和田正人、内藤理沙、真矢ミキ、高嶋政伸、奥田瑛二、伊東四朗ら豪華俳優陣が集結し、ドラマへの思いや撮影での秘話などを語りました。

■キャストからは作品への自信! 主題歌を手がける福山雅治からもコメントが

 “銀座のママ”らしく、艶やかな白の着物で登場した武井。凛とした美しさ、そしてすっかり銀座の女王としての貫禄を兼ね備えた武井の佇まいに、会場に集まった報道陣からは驚嘆の声が上がっていました。
 冒頭の挨拶で「毎日が戦いの日々ですが、絶っ対に面白い作品になります!」と武井が断言すると、共演者たちからも「野望を持った人間たちのドラマ。現代のドラマ界に風穴を開けるのでは」(江口)、「出てくる人間が全員悪人のドラマ。みなさんご覧になったほうがよろしいかと」(伊東)と口々に作品への自信に満ちた言葉が語られました。

 さらに今作の主題歌『聖域』を歌う福山雅治からもメッセージが。「女性言葉を使った歌詞で、若さ・美しさ、すべてを使って“こうありたい”と戦い続ける女性を描きました。武井さんがこういう女性だったらいいな、という妄想も込めて…」と曲作りについて話し、「これだけの豪華キャストがどんなドラマを繰り広げてくれるのか楽しみ」とドラマにも期待を寄せました。
 福山からのメッセージを聞いた武井は「『聖域』は福山さんの色気がだだ漏れな曲。聴いているこちらがうっとりしてしまいます」と感想を語ってくれました。

■「もしも1億8千万円あったら…」 十人十色の使い途が明らかに…

 ドラマでは勤めていた銀行から1億8千万円を横領し、銀座にクラブ『カルネ』をオープンさせる元子。それにちなんで、宇賀アナウンサーから「もしも突然1億8千万円もらえることになったら、何に使う?」という質問が投げかけられると、キャスト陣は「うーん…」と熟考しつつも「両親に家を建ててあげる」(武井)、「いろいろな手段を使って増やす方法を考える」(江口)、「貯金!」(高嶋)。「宇宙旅行」(真矢)「妻に…」(奥田)など、さまざまな回答で報道陣を楽しませていました。

■“武井ママ”、江口、伊東へ『黒革の手帖』オリジナルカクテルを振る舞う

 さらに、武井が江口と伊東に“『黒革の手帖』スペシャルカクテル”を作って振る舞うという一幕も。武井が作ったのは、爽やかなミントをベースにしたパッションフルーツのノンアルコールカクテルで、ひと口飲んだ江口と伊東は「美味しい!」と絶賛! 江口は「蜂蜜の入ったジンジャーエールのような甘さ。ノンアルコールなのが残念!(笑)」と率直な感想を述べていました。
 伊東が俳優仲間たちと定期的に行なっている飲み会の話をすると、武井は飲み物を作る手を動かしながらも相槌を打つことを忘れず、その自然な姿は“銀座のママ”そのもの! そこにはまるで本物のクラブのような空気が流れていました。
 そんな武井たちの様子を後ろから見守っていた真矢は「咲ちゃんのいるクラブだったら、わたしももう一度もみあげを描いて、男装して行きたいくらい!」と積極的な発言を。仲も「武井さんの立ち振舞いは本当に銀座のママそのもの! そのドリンク、10万円出してもいいと思います!」と大絶賛しました。すると劇中では武井演じる元子ママに翻弄されている高嶋が「お店で僕の腕をとって引っ張るその力は、すっかり銀座の女王の風格ですよ」と太鼓判を押し、さらに「僕ならそのドリンク50万円! どうだ!(笑)」と前のめり気味に話しました。

 キャスト陣が一丸となって作品に挑んでいる様子が伝わってくるようだったこの日の会見。全員が“悪役”を演じる個性豊かな俳優たちが、劇中でどのような演技合戦を見せてくれるのか、7月20日(木)の『黒革の手帖』の開幕が、今から待ちきれません!

【出演者コメント】

原口元子(はらぐち・もとこ)役 武井咲 コメント

撮影は毎日戦いの日々ですけど、元子でいられる時間を貴重に、贅沢に過ごさせていただいております。『黒革の手帖』は名作であり、歴史ある作品なので、正直なところ大きなプレッシャーを抱えていますが、元子のように腹をくくって取り組んでいます。ひとりでも多くの方にこの作品を見ていただきたいな、と思います。絶っ対(!)に面白い作品が出来ていると思いますので、ぜひご期待ください。

(悪女役について)
毎日楽しいですよ! こんなに気持ちのいい役は本当に初めてです。わたし自身が今まで目上の方に言ったことがないような言葉を、お芝居の中では思いっきり口にさせていただいております。周囲の人の多くから「(悪女の役なんて)できるの?」と、自分が試されている気がするので、それを元子のように打ちのめしたいな、と思っています(笑)。

(1億8千万円あったら…)
両親に家を建てたいかな。自分のためには使わないですね。わたしケチなので、使えないです(笑)。

(銀座のママを演じるにあたって、“お勉強”したことは?)
撮影に入る前に銀座のクラブに行って、所作や佇まい、ママがお店を持つときの心情、お店にいるときの覚悟など、本物の銀座のママからお話をたくさん伺いました。それを参考に、元子を演じさせていただいております。
実は、クラブという場所には生まれて一度も行ったことがなく、それこそ「米倉涼子さんの『黒革の手帖』のような世界なんじゃないか」と思っていたので、すごくドキドキして行ったんです。実際はすごく品があって、艷やかな世界でした。そこで生きている女性たちはとても色っぽくて、自分にないものをたくさん持っていて…! 本当にすごい世界だなぁ、と思いました。あと、銀座には明るいうちにしか行ったことがなかったのですが、夜になるとまったく違う街になるんですよね! そういったところも勉強になりました。

安島富夫(やすじま・とみお)役 江口洋介 コメント

このような野望を持った人間たちのドラマが、現代のドラマ界に風穴を開けるのではないかと思っております。武井さんの元子という女性は夜の銀座のクラブでトップを獲ろうと頑張っていますが、僕の役は政治の世界で成り上がっていこうという人間です。面白くなりそうなので、ぜひ楽しみにしてください。

(武井咲との共演について)
武井さんとは5年ぶりの共演ですが、今回久々にお会いしたときに、「お久しぶりです。大人になりました」と言われました。でも、僕はお若いときから武井さんには“芯が強い女性“というイメージがあったんです。
今回の作品では着物姿が多いのですが、銀座のママとしての迫力がすごい。第1話の最後、彼女が登場した瞬間に「こういうドラマなんだ」ということがわかるのですが、その佇まいに女優としての魂が燃えているように見えました。武井さんにとって、女優として変化を遂げる作品になっていくのではないか、という気がします。

(1億8千万円あったら…)
映画を作るにしても、コンサートをやるにしても、みんなで遊ぶ資金になるとしたら、思い切り増やしてから遊びたいですね(笑)。

山田波子(やまだ・なみこ)役 仲里依紗 コメント

ホステス役は初めて。テレビ朝日の連続ドラマに出演させていただくのも初めてです。初めてだらけで初日はとても緊張していたのですが、波子という役を通して“七変化する悪女”というものに日々挑んでおり、楽しみながらお芝居することができています。最高の作品になっていると思うので、ぜひご期待ください!

(1億8千万円あったら…)
武井さんが「ご両親にお家を建ててあげたい」と言ったのを聞いて、ハッとしました。私は「自分の家を買う!」と話そうと思っていたので、やっぱり“ママ”は違うなあと…!(笑) でも、まず、私は自分の家がほしいです!

村井 亨(むらい・とおる)役 滝藤賢一 コメント

武井さんの役は“松本清張史上最強の悪女”ということで、とことん僕をいじめてくださるのですが、おかげでとても充実した日々を送っております(笑)。僕の役の立場になってドラマを見ていただけたら、みなさんにとっても楽しい作品になると思います(笑)。

(1億8千万円あったら…)
ちょうど今、ウチの裏に1億8千万円の土地があるので、迷わずコレを買います(笑)。

牧野(まきの)役 和田正人 コメント

銀座の情報通でさまざまな有益な情報を元子ママに与えるポジションなんですが、中身はちょっとだけ女の子っぽいというか、中性的といいますか…ま、女です(笑)。ダマしダマされ怪物だらけのドラマの中で、唯一の癒しスポット、ゆるキャラのいるテーマパークのような、気楽に見ていただけるシーンになるようにと心がけています。「銀座の女はホステスだけじゃないんだ!」というところをしっかりお見せしたいです。

(1億8千万円あったら…)
自分だけの別宅がほしい。気兼ねなく一人でゆっくりできる、誰にも何にも煩わされない自分だけの空間を、どこか涼しいところに持ちたいです。でも、あまりにも私利私欲にまみれているなと、武井さんのお答えを聞いて反省しました。

島崎すみ江(しまざき・すみえ)役 内藤理沙 コメント

今回このような素晴らしい作品に参加させていただいて、本当に感謝しております。すみ江は料亭の仲居ですけど、のちにホステスとして元子ママのもとで働くことになります。ホステスになってからのシーンの撮影はまだこれからなんですけど、すごく楽しみです。ホステスの役は初めてなので、一生懸命頑張っていきたいと思います。

(1億8千万円あったら…)
1億8千万円という金額がどれくらいのものか全然想像がつかないんですけど、祖父母がまだ元気なうちに、みんなで旅行に行きたいです。バンコクに行きたいと言っていたので、連れて行ってあげられたらなぁ、と思います!

橋田常雄(はしだ・つねお)役 高嶋政伸 コメント

全国に8万人の生徒を抱える『上星ゼミナール』の理事長役をやらせていただきます。生徒たちを裏口入学させることで巨額の富を築き、銀座で女遊びをするという、金と女が大好きなろくでもない男ですが、愛情をかけて、真心たっぷりに演じさせていただいております。この先、武井さんと大変なシーンが控えておりますので、ジム通いしてトレーニングに勤しんでおります。素晴らしい作品になりますので、みなさんご期待ください。

(1億8千万円あったら…)
やっぱり貯金ですね。少しずつ少しずつ増やして、1億8千万円以上の家を買います。

岩村叡子(いわむら・えいこ)役 真矢ミキ コメント

銀座のママの象徴のような叡子という役を演じさせていただいています。他局ですが、朝の番組を持たせてもらっているわたしとしては、このような魑魅魍魎がうごめく夜の世界に慣れるだろうかと考えておりました。でも次第に夜のアンニュイな感じが馴染んでしまい、朝の化粧が濃くならないよう気をつけています(笑)。
実は、役に入るのが難しくなかったのは奥田瑛二さんのおかげです。奥田さんに「クラブってどんなところですか?」「ママってどんな雰囲気なのですか?」とお聞きしながら演じさせていただいております。ぜひ楽しみになさってください!

(1億8千万円あったら…)
お値段がいくらなのかわからないのですが、宇宙に行きたいですね。とりあえず大気圏を超えたいです。でも宇宙旅行のお値段を早く下げていただかないと、年齢的に具合が悪くなってしまうと思うので、早めに行きたいです!

楢林謙治(ならばやし・けんじ)役 奥田瑛二 コメント

俳優人生の中で銀座、酒…あともうひとつは言いませんが(笑)、そういった世界にどれだけ浸り、溺れかけたか…(笑)。私が演じるのは、昨今のニュースに出るようなとんでもない事件にもかかわっている病院長で、いったいどこに人間性があるのだろうかと思いながら演じています。
実は昨日、ひとり目の犠牲者にされるシーンを撮りましたが、もうボロボロに傷ついてしまい、どうやってまともな生活に戻ろうかと思っております(笑)。
着物姿でクラブのセットに立った武井さんを見たときは、ここは銀座かと思ってしまったぐらいビックリしました。着物がとてもお似合いで歩き方も板についていて、スッと腰の据わった居住まいで、公私混同してはいけないと自分を戒めながらお芝居をしております。

(1億8千万円あったら…)
自責の念もあるので1億8千万円あったらカミさんにあげようかと思います。金額をそのままぶち込んで面白い映画を撮りたいとも思うのですが、もらったお金で映画を作ってもいい作品はできませんよね。やっぱり苦労を掛けた分、女房にポンとあげます!

長谷川庄治(はせがわ・しょうじ)役 伊東四朗 コメント

役は魑魅魍魎です(笑)。芸能界でも魑魅魍魎化している今日この頃ですが、今回はいい悪役をいただきました。以前、伊丹十三監督の映画でヤクザを演じた際に、「伊東さんだけはノーメイクでいい」と言われてムッとしたことがありましたが、今回もまったくのノーメイクです(笑)。いわゆる政財界のフィクサーだそうで、実際に何をやっているのかはよくわかりませんが、出てくる人間が全員悪人というドラマがどんなものなのか、みなさんご覧になった方がよろしいかと思います。

(1億8千万円あったら…)
本当にはくれないんでしょ? 全然、現実味がない(笑)。
実際にそんなお金が私の周りで動いたことがないので、まったくわかりません。この先の税金を全部、予定納税しちゃいますかね。

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