
「千重子と苗子、二人のやり取りの芝居とセリフに苦労しました。モーションコントロール・カメラという合成画面用のカメラで撮影したのですが、二人の動きにとても気を使いました。
セリフも二役分覚えなければならないので大変でした。お互いに方言の訛やクセが違うし・・・。でも、最初、演じ方を別にすれば見ている方も見やすいだろうと思ったのですが、台本を読んでみると二人の性格は意外と似ているんですね。千重子のほうがちょっとあか抜けている程度で。それでむりやり別にやろうとは思わず、自然にやるよう心がけました。
でも、一日に何回も衣裳チェンジするので、今どちらの役をやっているのか判らなくなることがありました」

「ほんとに難しい。関西弁とはまた違って、音楽みたいな音程がありますね。それが一つ違うとバラバラになってしまうみたいで・・・。すごく上品だなァと思いました」

「高橋惠子さんと手を握るシーンで、高橋さんの手が震えていたのでビックリしました。こんな大女優さんでも緊張するんだと思って。それと、高橋さんと布団の中で語り合うシーンで、プロデューサーの方がモニターを見ながら大泣きしていたのが印象に残っています。

「私は元々自然の杉。でも周りが磨こうとしてくれる分、自分の自然な姿が出せなくなっていく気がしています。千重子のように周りの雰囲気を察知して行動してしまったり、それが自分らしさだとは思うんですが、自然のままの苗子に憧れはあります」

「このところバラエティなどで下品な上戸を見せすぎたので、この作品では上品な上戸、女優としての上戸を見て欲しいです」
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