ガン告知を日々の仕事の常とし、医師という仕事に邁進してきた主役の長谷川誠至(渡哲也)は呼吸器を専門とする外科医。治療法も多岐にわたり、薬の開発も進んでいる昨今、告知をする事により最期まで生きる事をあきらめず患者とともに歩むのが信条の医師である。
ひとり息子の涼(滝沢秀明)も研修医目前をむかえていたある日、妻の十央子(高畑淳子)の小腸にガンが発見される。思いもよらなかった妻のガンに動揺する誠至。それまでガン告知を信条としてきた誠至だったが、十央子のガンを前にその気持ちに迷いが生じてしまう。
担当医・桑原(古谷一行)に告知を促されるが、医師として、夫として、悩み苦しむ誠至…。そんな誠至の心を知ってか知らずか、十央子は自分の体の変化に気付きながらも明るく気丈にふるまう。
ある日、病院の慰霊祭を訪れた涼は、以前に誠至の患者だった吉田(小野武彦)の遺族に会う。吉田本人のたっての希望でガンを本人に告知し、病と戦ったこと。そのおかげで今自分が寿司職人として独り立ちできたこと。しかし、吉田はガンとの戦いに敗れ、亡くなってしまったこと…。息子の達哉(渡邉邦門)から当時の話を聞いた涼はあらためて誠至の患者との向き合い方を知る。
そんな中でもガンは日々容赦なく十央子の身体を蝕んでいく…! 処方された薬を飲んでいることを涼には隠しながら…。
桑原から十央子のガンの転移を聞かされた誠至は、涼に十央子を連れて旅行に行くよう提案する。誠至と十央子が新婚旅行で訪れた思い出の地・グアム。新婚当初の気持ちに戻り、無邪気にはしゃぐ十央子だったが、ついに旅先で倒れてしまう! 運ばれた先の病院で、医師の山崎(舘ひろし)から、十央子の病状について聞かされた涼は…!? |