インタビュー
――まずは「サラリーマン金太郎」出演の感想をお聞かせ下さい。
とにかくメジャーというか、僕らの世代だったら誰でも知っている作品じゃないですか。それに出れるというのは、すごく楽しみでしたね。もともと僕の演じる西郷は他の部
署から移って来た新参者ですが、回を追うごとに段々となじんできた感じがあります。そして西郷は常識にこだわるあまり、その出し方が良い意味でアツいというか、キレや
すいというか、瞬間湯沸かし器のようなタイプ。ですから常に声を張り上げ、感情をむき出しにしてセリフを言うよう心がけています。
――とはいえ、西郷は金太郎になぜかバナナをあげたりするなど、実は面白いキャラという気もしますね。
いろいろとやりすぎて「基本設定を忘れないように」と、たまに監督から言われるのですが、自分の演じるキャラクターのちょっとした側面が見え隠れするのは面白いですね 。ただ、まさか工藤にも力比べで負けるとは想定外でした(笑)。さすがに石川さんだけには負けたくないです(笑)。
――では、西郷としての今後の希望を教えて下さい。
色気が欲しいです。戦いも出世も西郷的にはそれなりに満ち足りているので、秘書課の3人娘か、玲奈ちゃんか、どなたかとおつき合いがしたいですね(笑)。
――矢島金太郎という男についてはどう思いますか?
一本立っているというか、長いものには決して巻かれないというか、筋の通し方がカッコいい。最後までそれを貫ける人はなかなかいませんから。演じる永井さんも、セリフ
を含めた芝居全体が自然ですよね。そこがとても素晴らしいと思いました。本人の延長線上に金太郎があるんじゃないかと感じさせるのはすごいと思います。
――では、最後にサラリーマンのみなさんに励ましの言葉をお願いします。
役者をやっている僕なんかとはまったく違う次元で成熟している人たちだと思います。いろいろなルールに縛られていたり、会社内の人間関係に悩んだり……どんな職業にも 言えるかもしれませんが。励ましだなんておこがましいですけど、同じ仕事をするにしても、とにかく前向きな気持ちで、今ある状況に向かい合って一生懸命に取り組む、それだけだと思います。それは同時に僕自身にも言えることですね。