ドラマスペシャル
『女刑事・音道貴子 凍える牙』
◆番組放送期間

130日()よる9:00放送
 

乃南アサ × 木村佳乃
乃南アサの人気シリーズの直木賞受賞作をドラマ化!
大型バイクを駆る、美貌のバツイチ女刑事を木村佳乃が熱演!!


乃南アサの大ヒットシリーズをドラマ化!


 人気作家・乃南アサが手掛けるヒットシリーズ『女刑事・音道貴子』。男性中心の警察組織で働く美貌の女刑事・音道貴子の仕事とプライベートを通して、さまざまな人間模様が描かれている。
 シリーズ第1作目の『凍える牙』第115回直木賞を受賞、大ベストセラーとなり、続く短編集『花散る頃の殺人』や大長篇『鎖』などでさらにファンを増やし、シリーズ通算数百万部の売り上げを誇っている。
 今回、そんな人気シリーズの第1作『凍える牙』を、木村佳乃主演でドラマ化…!
 物語の発端は、ファミリーレストランで起きた、奇怪な焼死事件。被害者の体には大型の犬のような獣に噛まれたと思われる傷跡が残されていた。その後、同じ動物に噛み殺されたと思われる謎の連続殺人が発生! 鍵を握る“オオカミ犬”の行方を追ううち、貴子は一連の事件の背後に隠された悲しい真実を突き止めていく…!

有能だが、孤独なバツイチ女刑事。ヒロイン・貴子の“再生”を描く!

 このシリーズを第一作から超ベストセラーに押し上げ、その後も若い女性読者を中心にファンを拡大し続けているのは、何といってもヒロイン・音道貴子というキャラクターの魅力にある。
 貴子には、2つの顔がある。ひとつは、有能な女刑事としての顔。どんな激務にもへこたれず、男性と同等、ときにはそれ以上の活躍。しかも、男顔負けのバイク運転技術を持ち、“トカゲ”とよばれるバイク追跡任務も与えられている。
 かといって女性らしさを忘れることはなく、身だしなみは欠かさない。辛いことがあっても、プライベートは決して仕事に持ち込まない。まさに、働く女性の理想だ。


 しかしもうひとつの顔は――警察の人間は誰も知らない、プライベートでの孤独な顔。夫の裏切りに深く傷ついて離婚。生まれて初めてのひとり暮らしに1年経っても慣れることができず、閉ざした心を未だに開くことができない、繊細さ…。


 女性を中心とするファンの共感と熱い支持を得たのは、この二面性。加えて、傷つき迷いながらも懸命に働く、貴子の前向きな姿勢と強さではないだろうか。
 このドラマは、女刑事をヒロインに据えた、単なる“刑事ドラマ”ではない。貴子が事件を通じてめぐりあった人々との関わりを経て、再生、成長を遂げていく姿を描く“人間ドラマ”でもある。


木村佳乃が颯爽とバイクを疾走させる女刑事を熱演!


 ヒロインの音道貴子を演じるのは、映画、ドラマ、舞台…と幅広く活躍する木村佳乃。国際派女優として世界に羽ばたく彼女が、女刑事・音道貴子の職務への情熱と内に抱える葛藤や孤独を、抑えた演技で見事に表現! 大型バイクを疾走させる姿は凛々しいだけでなく、気迫あふれる映像に仕上がっている…!


 貴子とコンビを組む叩き上げの刑事・滝沢保役は、名優・橋爪功。劇中で異色のコンビが静かに反発しあいながら事件の真相に迫っていくのと同様、木村と橋爪という役者2人のぶつかり合いが相乗効果をもたらし、ドラマに緊張感をもたらしている。


 〈木村佳乃コメント〉
 乃南アサさん原作の音道貴子のシリーズは、以前から愛読していました。
 今回この役を演らせて頂ける事になり、大変嬉しかったです。
 それと同時に往年のファンの方々の期待を裏切らないようにしなければ!というプレッシャーを感じながら、撮影に臨みました。
 事件の鍵を握るオオカミ犬との京都での撮影はやはり大変でしたが、きっと素晴らしい作品になっていると思います。

■ウルフドックとは?
狼とハスキーやシェパードなどの犬を交配させた犬種のことである。
大型犬種で、体長は120cm、体重は100kgを超すものもいる。
足が長く、かなりの跳躍力があり、時速4〜50kmで走り続けられる。
また、3km近く離れている獲物の匂いを嗅ぎつけるとも言われる。
オオカミ犬は知能が高く、記憶力が良い。独立性も強くて、ブリーダーやトレーナーとして熟練した者でなければ、完全に飼育するのは難しい。その分、きちんと飼育されたオオカミ犬と飼い主の結びつきは親子の関係のように強いと言われる。

主な
登場人物

音道貴子  木村佳乃
警視庁刑事部第三機動捜査隊所属の警視庁刑事。
以前は白バイ部隊に所属、男顔負けのバイク運転技術を持ち、“トカゲ”とよばれるバイク追跡任務も与えられている。通常の職務にも優秀で、鋭い洞察力で、事件解決に大きな役割を果たす。
女性蔑視が強い警察組織の中で、あからさまな差別を受けることも多いが、表立って対抗はせず感情を抑えて自分の役割を果たそうと地道な努力を続ける。
男性刑事たちからはミステリアスな存在だと思われている貴子。だが実は、夫の浮気が原因で1年前に離婚。傷つき、閉ざしてしまった心を、未だ開くことができずにいる。


滝沢 保  橋爪 功
警視庁立川中央署勤務の刑事。ずっと強行犯捜査を担当してきた、筋金入りの強面刑事。
実は元々、本庁の捜査一課刑事だったが、ワケあって所轄勤務となった。
典型的な昔気質の刑事で、女性警官などお飾りにすぎないと考えており、貴子にはことさら辛く当たる。しかし職務に熱心な貴子を見ているうちに、次第に相棒として認めるようになっていく。
私生活では娘と2人暮らし。


綿貫厚人  小野武彦
警視庁捜査一課第二強行犯捜査第五係長。貴子の上司であり、よき理解者。男たちに混じって奮闘する貴子をさりげなく励ます。


宮川 卓  布施 博
警視庁捜査一課第二強行犯捜査担当管理官。今回の『立川時限発火ベルト殺人事件』の陣頭指揮を取る。


反町  平山浩行
立川中央署の若手刑事。若い世代だけに女性を蔑視することなく、貴子にも屈託なく話しかける。


高木勝弘  内藤剛志
元神奈川県警の鑑識課職員。優秀な警察犬訓練士だったが、11年前、一身上の都合により退職した。オオカミ犬・疾風(はやて)を調教、飼育している。


畑山  津川雅彦
警察犬本部の専務。警察犬に関する情報を握っている人物。

スタッフ

(  原    作  )乃南アサ
『凍える牙』(新潮文庫刊)
(  脚    本  )佐伯俊道
(  監    督  )藤田明二
(  企    画  )五十嵐文郎(テレビ朝日)
手塚 治(東映)
( プロデューサー )藤本一彦(テレビ朝日)
河瀬 光(東映)
横塚孝弘(東映)
(  制    作  )テレビ朝日
東映

ストーリー

 ある夕暮れ。レザースーツに身を包み、大型バイクで高速道路を疾走している女性ライダーがいた。女の名は、音道貴子(木村佳乃)。警視庁刑事部第三機動捜査隊所属の刑事だ。その日は、たまの休みを利用して、ひとりで趣味のツーリングに出かけていたのだ。
 しかし、貴子が帰りついたひとり暮らしの自宅マンションは、颯爽としたライダー姿からは想像もつかない荒れ具合だった。1年前の引っ越しの段ボール箱が開けられずに積み重ねられ、掃除はろくにされていない…。貴子は、風呂につかりながら思い出す。1年前、離婚を決意したのはこんなふうにツーリングから戻って、疲れた体を湯船に放っていたときだったことを…。


 その頃、東京・立川市内のファミリーレストランで奇怪な事件が起きていた。ひとりで訪れていた男性客の体が突然燃え上がり、焼死したのだ。
 遺体の解剖と現場検証から、被害者の男は、ベルトに時限発火装置を仕掛けられて炎上したことが判明。奇妙なことに、遺体の太モモには大型の犬のような動物による噛み傷が残されていた。
 『立川時限発火ベルト殺人事件』と名づけられた事件の捜査メンバーに加えられた貴子は立川中央署へと出向き、捜査会議に参加することに。男ばかりの現場に本庁から美貌の女刑事がやって来たとあって、刑事たちは一斉に好奇の目を向ける。貴子は彼らの視線に気づきながらも、動揺の欠片も見せない。上司の綿貫厚人(小野武彦)に「めげるなよ」と声をかけられても、「慣れていますから」と短く答えるだけだ。
 捜査は、2人一組が基本。貴子が今回、コンビを組むことになったのは、立川中央署の叩き上げの刑事・滝沢保(橋爪功)。女刑事と組まされたことが不満な滝沢は、貴子に慇懃な態度を取り続ける。そんな滝沢に遅れるまいと、必死に聞き込みについて歩く貴子…。
 まもなく、被害者の身元が判明した。菅原琢磨(猪狩賢二)、34歳。貴子と滝沢の聞き込みの結果、菅原は現場のファミリーレストランと同じビル内でデートクラブを経営していたことがわかる。


 そんな中、第2の被害者が出た。32歳のサラリーマン・堀川一樹が、天王洲で獣に噛み殺されたのだ。堀川の遺体の噛み傷は、最初の被害者・菅原のモモにあった傷と酷似していた。大都会の真ん中で、2人とも大型の野犬に襲われたのだろうか…!? 
 綿貫から、野犬について調べるよう命じられた貴子と滝沢。だが、滝沢は焼死事件の調査から外され、よりにもよって“犬探し担当”になったことに激怒! 貴子に八つ当たりする。
 だが、貴子が懸命に捜査に当たるうち、被害者を噛み殺したのは、オオカミと犬の混血種である“オオカミ犬”らしいことが判明。オオカミ犬は知能が高く、調教者と親子のように強い絆を結ぶ習性があり、かつて警察犬として訓練されていたこともあるという…。

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