第14話 2018年2月22日

 ブランド品買い取りチェーンの社長・新庄和子(大林菜穂子)が殺害され、現金が奪われる事件が発生した。偶然近くに居合わせた土門(内藤剛志)と蒲原(石井一彰)が、現場から逃走する男・根岸義雄(津村知与支)を逮捕するが、蒲原は根岸が主張する「金は死体の上にあった、気味悪いくらいキチンと並べられてて…」という言葉にひっかかる。

  ある日、蒲原が科捜研に相談にやってきた。根岸の証言は事実で、犯行は別の人間によるもの…しかも連続殺人事件の一つでないかと…。
 蒲原によると、被害者が最近頻繁に連絡をとっていた堂上克郎(ドヰタイジ)が1週間前に石段から転落して死亡したという。すでに事故死と結論づけられ堂上の遺体は荼毘に付されていたが、マリコ(沢口靖子)らは遺体の近くに落ちていた折れた竹刀や浅葱色の布など遺留品の鑑定を始める。

 竹刀は石段から落ちた時に折れたものではなく、何者かが折ったものと判明。さらに布は新選組の羽織の切れ端であることがわかった。竹刀を折った何者かが犯人の可能性もあるが、なぜ新選組の羽織の切れ端が落ちていたのか?
 蒲原が根岸に話を聞くと、和子の遺体のそばにも新選組の羽織の切れ端が落ちていたという…。

 堂上と和子がかつて同じ町に住んでおり、ともに再開発計画の反対運動に参加していたことがわかった。その反対運動は、郷土史家の南山将人(伊庭剛)を中心に新選組を研究する会が中心となって行われていたという…。
 そのメンバーの一人、弁護士の長久保友光(神尾佑)によると、反対運動は南山の事故死で頓挫したらしい。南山の後妻・南山鈴江(山口香緒里)と、南山の息子・南山勇司(タモト清嵐)によると、父が死んだときも、新選組の羽織の切れ端を握っていたと証言して…!? 3人の死と新選組の羽織が意味するものとは…?



<ゲスト>

神尾 佑、山口香緒里、タモト清嵐、津村知与支
 

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