第2話 2017年10月26日

 インテリアコーディネイターの茂手木浪子(月船さらら)の他殺体が自室で発見された。現場には浪子が部屋で飼っていた愛犬が残されており、犯行の一部始終を見ていたと思われた…。マリコ(沢口靖子)は、現場に落ちていた小さなガラス片が何なのか気にかかる…。鑑定の結果、凶器は現場にあった置時計で、8時45分で止まっていた。またガラス片は漆を使った人形の目のようなものだと分かり、犬の毛からは繊維片も発見された。

 置時計は、来栖屋ホテルがリニューアルオープンの記念品として制作したものと判明。ホテルの社長・湊川龍登(窪塚俊介)によると、リニューアルで世話になった浪子にいち早く贈呈したという。マリコはホテルに飾ってあるタペストリーの二匹の龍の刺繍絵に目を奪われる。龍の目がマリコが拾ったガラス片に似ている…。龍登の妻・美加(吉井怜)によると、平松喜久恵(山口美也子)という日本刺繍の先生に特別に作ってもらった刺繍絵だという。

 刺繍を習っている美加に喜久恵を紹介してもらったマリコは、ガラス片を見せて確認すると、喜久恵は「龍の目」であることを認める。さらに目を作ったガラス工房の職人は、喜久恵の注文で4つの「目」を作ったとか。刺繍には二匹の龍があしらわれていたが、一匹は横を向いており「目」は3つしか使われていなかった…。

 さらに宇佐見(風間トオル)の調べで犬の毛から見つかった糸が、日本刺繍に使われる釜糸であることがわかり…!? 刺繍絵と犬が導き出す意外な犯人とは!?



<ゲスト>

山口美也子、窪塚俊介、吉井 怜、菊地美香、月船さらら
 

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