第11話2017年1月26日

 外国人男性の刺殺遺体が発見された。国籍や身元を示すものは見当たらず、遺体の衣服にはサボテンのトゲが付着していたほか、ジャケットの袖にはごく小さな焦げ跡が見つかった。
 榊マリコ(沢口靖子)たち科捜研の鑑定と土門刑事(内藤剛志)らの捜査の結果、事件の夜、被害者はとある高級フレンチ店で食事していたことが判明。周辺の防犯カメラには大ぶりのサングラスをかけた日本人女性と歩く被害者の姿と、2人のあとを追いかける日本人の男が映っていた。

 2人を追いかけていたのは、被害者が立ち寄った高級フレンチレストランの“メートルドテル(=給仕長)”・羽田野公也(葛山信吾)で、羽田野によると、被害者はジャン・フィリップ・マルタン(ブレイク・クロフォード)と名乗り、フランスから京都に観光旅行にやって来たと話したという。羽田野は店から出たマルタンが眼鏡を忘れたことに気づいて、それを届けるべく後を追ったと説明するが、一方でマルタンが同行した女性のことは、気遣いからあえて視線を送らないようにしていたため、よく覚えていないと話す。羽田野は、決して来店客に不愉快な思いをさせない“おもてなしのプロ”らしい。

 捜査の手がかりを求める土門は、マリコを誘い羽田野の店へ。羽田野に「事件の夜、マルタンに提供した料理とサービスを再現してほしい」と頼む。意外なオーダーに羽田野は驚くものの、「客の要望に応えるのがメートルドテルの使命」として、快く応じる。しかし、土門は羽田野の補佐役である辰見莉音(上野なつひ)が動揺したのを見逃さず…!?

GUESTゲスト

葛山信吾、上野なつひ、遠藤雄弥、ブレイク・クロフォード、真瀬樹里 ほか

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