CAST 主な登場人物

榊 マリコ(さかき・まりこ)

榊マリコ(さかき・まりこ)…… 沢口靖子(さわぐち・やすこ)

京都府警科学捜査研究所、通称“科捜研”の法医研究員。科捜研の名物研究員として知られている。科学捜査には信念とプライドを持っているが、若い頃のように科学を過信することなく、真理は科学を扱う人間にかかっていることも学習している。
独身だが、実は一度結婚していたことがある。土門とは強い絆で結ばれており、互いに信頼しあっている。
土門 薫(どもん・かおる)

土門 薫(どもん・かおる)……内藤剛志(ないとう・たかし)

京都府警捜査一課の刑事(警部補)。一匹狼的な性格で、団体行動が苦手。直情的に突っ走ることが多い。上からの指示を待たずにマリコと共に捜査に走り、藤倉刑事部長から苦言を呈されることもしばしばだが、やり方を変える気はない。
妻とは死別。かつての部下の殉職に責任を感じ続けている。
風丘早月(かざおか・さつき)

風丘早月(かざおか・さつき)……若村麻由美(わかむら・まゆみ)

洛北医科大医学部病理学科法医学教室の教授。一男一女の母。のんきで陽気な性格。マリコとは同世代ということもあり、仕事以外でも、何かと相談に乗っている。
性格も私生活もマリコとは正反対だが、仕事に関しては、よいパートナーシップで結ばれている。
宇佐見裕也(うさみ・ゆうや)

宇佐見裕也(うさみ・ゆうや)……風間トオル(かざま・とおる)

科捜研の化学担当。狭き門の中途採用試験に合格、採用された。
以前は国立航空科学研究所の技官として、航空及び空港テロに備えた爆発物および化学兵器の防犯・研究をしていた。気象や海洋など航空安全に関わる知識も豊富。マリコのよきアドバイザー。
藤倉甚一(ふじくら・じんいち)

藤倉甚一(ふじくら・じんいち)……金田明夫(かねだ・あきお)

京都府警刑事部長(警視)。以前は鑑識畑ひと筋、筋金入りの現場第一主義の鑑識員だった。
頑固で、曲がったことが嫌い。人に媚びたり、愛嬌を振りまいたりなどは絶対にしない。
科捜研はあくまで裏方であるべきと考え、捜査に過度に介入するマリコの行動を厳しく非難していたが、最近は一定の理解を示すようになった。
日野和正(ひの・かずまさ)

日野和正(ひの・かずまさ)……斉藤 暁(さいとう・さとる)

科捜研所長。文書鑑定担当(筆跡、印影、写真複製物等によって印字された文字の識別。偽造通貨鑑定等)。もともと警視庁科捜研におり、京都府警からの要請で異動してきた。そのため、妻子は東京在住で京都に単身赴任中。見かけはいい加減だが、意外に正義感も強く、情にもろい。
橋口 呂太(はしぐち・ろた)

橋口 呂太(はしぐち・ろた)……渡部 秀(わたなべ・しゅう)

科捜研の新物理担当(銃器鑑定、機械・建造物の破損。交通事故解析など)。
誰に対しても“タメ口”で話したり、いつでも食べ物をほおばっていたりと、超マイペースな青年だが、
鑑定の腕は抜群で、物理研究員として非常に優秀。マニュアル無しで様々な鑑定機器を使いこなす。
涌田亜美(わくた・あみ)

涌田亜美(わくた・あみ)……山本ひかる(やまもと・ひかる)

科捜研の映像データ担当。童顔で飾り気のない風貌で、気がつくと毎日同じ服を着ていたり、平気で科捜研に泊りこんだりと、まったく女性らしさを感じさせないキャラクター。性格は天然を通り越しており、空気の読めなさは相馬以上。だが、見た目の頼りなさとは裏腹にデジタルスキルは高く、映像関連のデータ分析や解析能力も並はずれている。
佐伯志信(さえき・しのぶ)

佐伯志信(さえき・しのぶ)………西田 健(にしだ・けん)

京都府警本部長。事なかれ主義で、波風を立てるのをよしとしない。何よりも警察の面子にこだわり、その徹底ぶりがコミカルに見えることすらある。
蒲原勇樹(かんばら・ゆうき)

蒲原勇樹(かんばら・ゆうき)…………石井一彰(いしい・かずあき)

捜査一課で土門と行動を共にする若手刑事(巡査部長)。刑事としては優秀でクールでとっつきにくいタイプだが、子どものいたずらに引っかかってしまうなど素直な一面も。
相馬 涼(そうま・りょう)

相馬 涼(そうま・りょう)……長田成哉(おさだ・せいや)

科捜研の物理担当(銃器鑑定、機械・建造物の破損。交通事故解析など)。
民間の事故鑑定機関出身。ずっと科捜研への就職を希望していたが、筆記試験は優秀なのに面接での評価が低く、不合格が続いていた。念願叶って京都府警科捜研の採用試験に合格してからは、物理研究員として勤務。悪気はないが、空気を読めない性格。
カナダの科学捜査センターで研鑽を積むことを決意し、惜しまれつつも科捜研を退職した。