第12話2016年2月18日

 京都市内の公園で主婦・古河章江(吉村涼)の絞殺死体が見つかった。榊マリコ(沢口靖子)が検視したところ、遺体の口の中からラミネート加工された4センチ四方のカードが見つかった。カードには、『6A』とだけ印字されていた。
 そのカードを見た解剖医の風丘早月(若村麻由美)は先日、検視を担当した自殺現場写真を思い出す。5日前、雑居ビルから食品会社経理の榎本紀人(井上純一)が飛び降り自殺したのだが、その現場に『5C』と書かれた同様のカードが落ちていたという。
 マリコたち科捜研が2つのカードを鑑定したところ、すべて同じ材料で作られたものであることが判明! しかし、犯人の特定につながる指紋などの情報は一切、検出できなかった。そして、死んだ章江と榎本の2人にも接点は見当たらなかった。
 そんな中、マリコは突然、組織犯罪対策三課刑事・落合佐妃子(池上季実子)から呼び出される。佐妃子は、違法ドラッグの売買に手を染めた噂のあるバーテンダー・青野昌弘(西興一朗)を追及した際、彼が章江と榎本の死を報じる新聞の切り抜きを持っていたという。
 佐妃子が情報をもたらしてくれたことに驚きながらも、マリコは土門刑事(内藤剛志)と共に青野のもとへ。ところが、ひと足遅く青野は刺殺されていた。しかも、腹部の傷口には『7D』と書かれたカードが差し込まれていた。

 3枚のカードに記されたアルファベットと数字は何を意味するのか…!?
 科捜研による鑑定の結果、死んだ3人に思いもよらぬ接点が浮かび上がり、事態は急展開を見せる事に…!?

バックナンバー