第8話-2014年12月4日-

 京都市内の竹林から、大学准教授・土浦裕子の変死体が発見された。傷も争った痕跡もないため、一見、心臓発作による病死と思われたが、駆けつけた榊マリコ(沢口靖子)は遺体の目に“溢血点”があることに注目し、刑事たちに解剖を行うよう進言。風丘早月(若村麻由美)の手が離せなかったことから、かつて依頼したことのある京都医科歯科大の法医学者・佐沢真(野村宏伸)に解剖を頼む。 
 マリコの指名を受けて喜ぶ佐沢はさっそく解剖に当たり、特に不自然な所見はないと判断。しかし、マリコの指摘で“シアン化ナトリウム”という毒物によって殺害された事実が発覚する。
 その直後、京都市内のあちこちで人々が突然、苦悶しバタバタと倒れる事件が発生! シアン化合物特有のアーモンド臭に気づいたマリコのとっさの処置により、多くは助かったが、計4人が死亡した。早月と佐沢が2体ずつ解剖した結果、うち2人は病死と判明。その一方で、使われた薬物は裕子の事件と同じシアン化ナトリウムとわかった。被害者たちに共通点はなく、同一犯が霧吹きのようなものを使って無差別に毒物を噴きつけて殺害したものと思われ、京都の町は“無差別テロ発生”という報道に騒然となる。
 そんな中、早月は、佐沢が担当した死体検案書の杜撰さに、ある疑惑を抱くが…!?

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