第2話-2014年10月23日-

 爆弾を搭載したリモコンヘリの襲撃から、巨額詐欺事件の首謀者・嵯峨根田輝(中村育二)が乗る護送車を守りぬいた、榊マリコ(沢口靖子)たち――。だが、嵯峨根田の弁護人・渋沢冬水(田中美里)から連絡が入り、なんとその車に嵯峨根田が乗せられていなかった事実を知って、がく然とする。護送車は、先の殺人事件の容疑者で護送車襲撃犯の成田幸也(本宮泰風)らをおびき出そうとして、藤倉刑事部長(金田明夫)らが仕組んだ罠だったのだ。
 その作戦を知らされていなかったマリコと捜査一課の土門刑事(内藤剛志)は、藤倉に詰め寄るが、彼は襲われる可能性のある護送車に被疑者を乗せないのは当然の判断だと、顔色ひとつ変えない。逆に、マリコたちは捜査二課・吉岡係長(手塚とおる)から、護送車襲撃犯グループを取り逃がしたことを責められてしまう。
 そんな中、爆発の瞬間の映像を解析したマリコは、成田たち襲撃犯グループが凄まじい量の爆弾をリモコンヘリに積んでいたことを突き止める。彼らの目的は、嵯峨根田を無傷で奪還してプライベートバンクに蓄えてある現金を引き出すことだったはず。しかしこの爆弾の量では、一歩間違えれば嵯峨根田を死なせてしまいかねない…。いったいどういうことなのか、マリコは訝しむ。
 その直後、犯人グループの中で唯一正体不明だった4人目のメンバーの身元がわかった。野間春樹(木ノ本嶺浩)という若い男で、奇妙なことに嵯峨根田に金をだまし取られた被害者だったと判明する。野間の写真を見たマリコは、事件直前に彼と偶然、出会った記憶を思い出すが…!? 
 やがてマリコは、野間と冬水との意外な繋がりを見つける。はたして、事件の背後には2人のどのような過去が秘められていたのか…!? さらに、事件は衝撃の展開を見せていくが…!?

バックナンバー