第13話2014年2月20日放送

 老舗旅館“紀沢屋”の仲居・真嶋沙織(吉川まりあ)の刺殺体が、自宅アパートで発見された。彼女は“美人すぎる仲居”として週刊誌のグラビアに取り上げられたほどの美貌の持ち主で、遺体の近くから茶色に染めた毛髪が見つかったほか、床に灰のような白い粉が落ちていた。
 榊マリコ(沢口靖子)たち科捜研の鑑定の結果、毛髪は被害者のものではないと判明。また、白い粉は香の一種“練香”の灰だとわかる。被害者が勤めていた旅館では、客室や廊下で香をたいて客をもてなしており、沙織の服に付着して部屋に持ち込まれたものと思われた。香の専門店を営む篠原睦美(池津祥子)によると、紀沢屋におさめている練香は貴重な香木を配合して特別に作ったオリジナル品だという。
 そんな中、現場近くを通りかかったタクシーの車載カメラから、なんと旅館の社長・紀沢武明(池内万作)が事件当夜、沙織のアパートを訪ねていたことが発覚。かねてから、紀沢は沙織に関係を迫っていたこともわかった。
 その直後、タクシーの車載カメラ映像により、紀沢が容疑者として浮上したという記事が“京都日報”に掲載される。府警本部が発表していない情報がなぜ漏れたのか…!? 科捜研のメンバー・相馬涼(長田成哉)たちは前日、京都府警広報課員の江崎和帆(佐藤康恵)が京都日報の記者・羽村瑞男(小豆畑雅一)に封筒を渡しているのを目撃していたが…!? 

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