ひより(里中唯)はシシーラワームだった。自らの変身に驚きを隠せないひよりは、そのままどこかへ走り去ってしまう。
ワームを撃破、変身を解除した加賀美(佐藤祐基)は、なぜか落ち着き払った天道(水嶋ヒロ)に「ひよりをどうするつもりだ?」と問いかける。
「相手がワームなら俺は非情に徹する。そして倒す……」。
天道の態度を非難する加賀美だったが、翻意するはずもなく…。
三島(弓削智久)に命じられた影山(内山眞人)がひよりを捉えようと近づいてきた。
しかし、そこにはやはりひよりを取り込もうとする麗奈(三輪ひとみ)の姿も。
窮地に陥ったひよりを救うため、ガタックは両者を敵に回して戦うことに。
加賀美に友情を感じていた剣(山本裕典)もサソードに変身し、ガタックとともに戦うが多勢に無勢。次第に追い込まれていく。
そして、ワームに襲われかけたひよりは再びワームに変身。
そこへ現れたカブトは非情のライダーキックを見舞い、シシーラワームは爆裂霧散してしまう。
言葉通りひよりを亡き者にしてしまった天道。
しかし、それはすべて天道の仕掛けた芝居だった。
キックを入れる直前、ハイパークロックアップしたハイパーカブトがひよりとワームを入れ替えていたのだった。
ひよりが死んだと思われれば、ZECTや麗奈から追われる心配はない。
「なぜ、そこまで…」。
疑問を口にするひよりに天道は衝撃的な告白をする。
「お前は俺の妹だ」。
3歳のとき、両親に擬態したワームに本物の両親を殺害された天道。
以来、天道はおばあちゃんに引き取られ天道姓を名乗ることになったが、当時天道の母のお腹には赤ん坊がいたという。
そして両親は女の子ならひよりと名づける、と言っていたとか。
7年前、渋谷隕石が落下したときに両親に擬態したワームと再会した天道は、ワームである両親を殺そうとしたが、ひよりの「殺さないで」の声に思いとどまったという。
結局、瓦礫の下敷きになった両親は死亡。ひよりのみを助けたという。
その話を加賀美がこっそり聞いていた。
天道はひよりを残し、加賀美を外に連れ出すと厳しく迫る。
「ひよりを守るためなら俺はワームも人間もすべて倒す。俺の言うことを聞くか、それとも今ここで俺に倒されるか!」。
そんな天道の決意に加賀美もひよりを守ることを約束する。
しかし、天道らが外へ行っている間に巧みにひよりに近づいた麗奈は「お前はワームだ」と精神的に追い詰めていく。
耐えられなくなったひよりは一人で外へ。そんなひよりの耳に謎のうめき声が聞こえてきて…。
いったいひよりはどこへ?
天道も謎のうめき声に導かれるようにエリアXへ。ワームを倒し中へと入るカブトとガタックだったが…。
一方、ひと足先に中へと入ったひよりは、うめき声が鎖につながれた謎の鉄仮面の男のものだとわかる。
鉄仮面が割れて中から現れた顔は、天道!
二人は吸い込まれるように見つめあい…。
ようやく追いついた天道と加賀美は重い扉を開けて中へ。
しかし、目の前には砂浜は広がり、そこには三島がジュラルミンケースを手に倒れているだけだった。
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脚本・米村正二
監督・長石多可男
アクション監督・宮崎剛
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