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2016年2月26日

寺島しのぶが演じる魔性の犯罪者 福田和子の実録ミステリードラマに注目の若手女優・松岡茉優と異才の俳優・安田顕が共演!

 松山ホステス殺害事件の犯人・福田和子の半生を、寺島しのぶ主演で描く
『実録ドラマスペシャル 女の犯罪ミステリー 福田和子 整形逃亡15年』に、
松岡茉優と安田顕が出演します。注目の若手実力派女優と変幻自在の鬼才俳優の共演が、
この実録ドラマに深みと新たな視点を与えます!

■注目の若手女優、松岡茉優が新米記者に扮し事件を取材! 頼れる編集長に安田顕!!

 今作は、実際の報道や関連記録をもとに、過去に起きた一連の事件を描く実録パートと、現代のとある出版社の編集部が、取材を通してその事件を知っていく現代パートの両面から描いていきます。その現代パートにおいて、ドラマのナビゲーター的存在を務め、事件に新たな視点を与えていく新人編集部員役に、新進実力派女優の松岡茉優が出演!その上司・編集長役には幅広い役柄を演じる鬼才、安田顕を迎え、事件記録からだけでは見えてこなかった、犯罪者・福田和子の人生を浮かび上がらせていきます。
 福田和子役の寺島しのぶをはじめ、杉本哲太、滝藤賢一、キムラ緑子、中村倫也、眞島秀和、木村佳乃ら豪華実力派俳優が生々しく事件を蘇らせる実録パートと、福田和子が各地に残した爪痕を、松岡と安田が取材を通してたどっていく現代パート。 そこに、当時の衝撃を物語る報道映像なども交えながら、実録だからこそのリアルな迫力のあるドラマを作り上げます。どうぞご期待ください!

【松岡茉優 コメント】

 福田和子は私が2歳の時に捕まりました。約20年経った今でも、他に類を見ない事件。逃亡犯として狡猾で身を隠すことが上手かったのに、なぜこの時自ら捕まるような事をしたんだろうと思う事が多くて、正気と狂気の狭間を見ているようでした。特段、見目麗しいわけでもないのに、なぜ多くの男性をあそこまで虜にしたのか。女性だったら「なんで?」という探究心に駆られると思います。
 約20年経っている今だからこそ出来るドラマだと思いますが、人が亡くなっていて、傷ついている方が今でもいるのは事実です。実際の事件を扱っている以上、心して作品を作っていきたいと思っています。

(安田顕との共演について)
 安田顕さんとは2回目の共演です。大好きな先輩で、私が俳優をやっていく上でお手本となるお芝居を今回も拝見させて頂きました。ほかの多くの先輩方とは現場でご一緒できませんでしたが、同じ作品に出られるというだけで光栄です。

【安田顕 コメント】

 私はリアルタイムで事件を知っている世代。当時、公開された福田和子が電話口で逆探知を恐れている肉声「あぶない、あぶない」という声は、一生忘れられません。
 和子は、不謹慎な言い方になるかもしれませんが、犯罪者ではありながら多くの人の関心を引きつけるものを持っていると思います。今回、そうそうたるキャストが集まった理由も、題材が福田和子だというところが大きいのではないでしょうか。フィクションであるドラマの方が困るというほどの、劇的な事実を取り上げた作品になります。

(松岡茉優との共演について)
 茉優ちゃんと前回共演したときは、私が内面は女性という役でしたので、今回も茉優ちゃんを前にするとどうしても女性的な心が出てきてしまって、それを隠すのに大変でした(笑)。
 茉優ちゃんはとてもきちんとしています。自分の演技が微妙に変わっただけで、すぐに茉優ちゃんの反応にも変化が現れるので、すごく勉強になります。すごい世代が現れたなと思います。

寺島しのぶが魔性の悪女
福田和子を演じる。
顔を変え、偽名を使い、男を騙しながら
15年の逃亡生活の末、
時効寸前に逮捕された
実在の犯罪者に挑む。
実録ミステリードラマの誕生

みどころ

 日本で実際に起きた女性による重大犯罪を追う実録ドラマが、新たに誕生します。題材は、松山ホステス殺害事件の犯人、福田和子。整形を繰り返し、偽名を使って、時効ギリギリまで全国を15年もの間逃げ回った悪女の一生を、寺島しのぶという比類なき女優を得て、ひりつく様な緊張感で描き出します!

■実力派女優、寺島しのぶが整形逃亡犯、福田和子に挑む!!

 「7つの顔を持つ女」「稀代の悪女」――いくつもの悪名を持つ女性犯罪者、福田和子。殺人という忌むべき犯罪に手を染めながら、大胆不敵な行動と欲望のまま生きる凄まじいエネルギーを糧に、15年に及ぶ逃走劇を繰り広げ、時効寸前で逮捕された人物です。
 1982年(昭和57年)、和子は愛媛県松山市のマンションで同僚のホステスを殺害。遺体の遺棄のみならず、家財道具の強奪にも夫の手を借りた和子は、なんとそれら調度品を愛人との愛の巣へと運び込ませます。その後、警察の捜査をかいくぐり県外へ逃亡。二度の整形手術、20もの偽名を使い分けながら、北海道から山口まで全国規模での逃避行を続け、ある時期は老舗店の女将に収まるという荒業までやってのけます。こうした常人の想像をはるかに超えた和子の行動原理は、人々の心に“モンスター”として記憶されることとなりました。
 一方で和子は、置き去りにしてきた子どもへの思慕を募らせる、母親としての側面も見せます。しかし、その行動はやはり大胆そのもの。老舗店の女将時代、和子は息子の一人を呼び寄せると、親戚の子と偽って店の主人やその両親とともに同居生活を始めるのです!
 行く先々で男を籠絡した和子。男性ばかりでなく周囲の人々からも愛された和子。我が子を愛おしむ和子。はたして、本当の和子の顔とは…。
 この史上稀に見る逃亡劇を繰り広げた犯罪者・福田和子を、今作では日本を代表する実力派女優の寺島しのぶが演じます。テレビ、映画、舞台からのオファーは引きも切らず、常に体当たりの演技で高いハードルを越えていく寺島しのぶが、福田和子の壮絶な一生を生々しく蘇らせます!

■スペシャル感溢れる豪華キャスト陣が大集合!

 いま再び「福田和子」を「実録」ドラマとして描く、という今回の企画に対し、実力派揃いの超豪華キャスト陣が集結しました!
 福田和子の逃亡前の夫役に滝藤賢一、福田和子と知らず夫婦同然の生活を送る事になった老舗店の主人役に杉本哲太、時効直前の逮捕劇へと繋がる通報を行ったおでん屋の女将役にキムラ緑子。そのほか木村佳乃、眞島秀和など、豪華キャストの面々が鬼気迫る演技で、この『実録ドラマ』に更なるリアリティと緊張感をもたらします!

主な登場人物

福田和子(ふくだ・かずこ)………寺島しのぶ

『松山ホステス殺害事件』の犯人。夫と4人の子どもを愛媛県に残し逃亡。数々の偽名を使い、美容整形を繰り返して別人になりきるなど、大胆な嘘を塗り重ねながら15年に及ぶ逃亡生活を送り、時効寸前に逮捕された。絶世の美女というわけではないが、愛嬌に加え独特の凄みがある。

如月夏希(きさらぎ・なつき)………松岡茉優

『週刊フォーラム』編集部に配属された新入社員。ファッション誌希望の夏希にとっては不本意な配属だったが、勝矢の指示で福田和子事件を取材するうちに、記者としての自覚が芽生えていく。

勝矢真司(かつや・しんじ)………安田 顕

『週刊フォーラム』編集長。夏希に福田和子事件の取材を命じる。

福田俊次(ふくだ・しゅんじ)………滝藤賢一

和子の夫。和子がさまざまな顔を持つことなど欠片も知らず、良き妻であり、良き母である和子を愛している。

とみ子(とみこ)………キムラ緑子

福井県にあるおでん屋の女将。常連客の女性が和子と気づき通報。時効直前の逮捕劇につながる。

福田貞夫(ふくだ・さだお)………中村倫也

和子の長男。和子は逃亡中も彼に連絡を取り続け、石川県で素性を隠して暮らしていた老舗店にも、自分の親戚と偽って呼び寄せるほどに、強い愛情を注いでいた。

五十嵐忠(いがらし・ただし)………眞島秀和

松山時代の和子の愛人の一人。和子に家庭があることを知らず、和子を高松の良家の子女と信じていた。

渋川斉一郎(しぶかわ・せいいちろう)………杉本哲太

石川県にある老舗店の主人。金沢に逃亡した和子と知り合い、和子と夫婦同然の生活を送る事に。

高山芳江(たかやま・よしえ)………木村佳乃

和子が勤めていた松山にある高級クラブのナンバーワンホステス。源氏名は愛。
事件の被害者。

あらすじ

 とある大手出版社の『週刊フォーラム』編集部に配属された新入社員の如月夏希(松岡茉優)は、編集長の勝矢真司(安田顕)から、ある企画の取材を命じられる。『女の犯罪ミステリー 福田和子』。ファッション誌への配属を希望していた夏希にはまるで興味のない題材だったが、“魔性の女”、“美容整形”、“逃亡生活15年”といった稀代の犯罪者、福田和子を彩る刺激的な言葉が夏希を触発。さっそく和子の足跡をたどる旅へと出かける…。

 愛媛・松山――事件はこの場所から始まる。

 昭和57年。34歳の福田和子(寺島しのぶ)は、松山の高級クラブでホステスとして働いていた。身なりのいい客たちが静かに酒を飲む落ち着いた雰囲気の中にあって、豪快で気取らず人懐こい接客をする和子は異彩を放っていた。絶世の美女というわけではないものの、愛嬌と独特の凄みを持つ和子は、他のホステスたちの目も気にせず、むしろ当てつけるかのように客と戯れてみせる。だが、そんな自由奔放な和子にも敵わない相手がいた。客の目を引きつけてやまない美貌の持ち主、この店ナンバーワンの愛こと高山芳江(木村佳乃)だ。客から高価なプレゼントをもらい指名の絶えない芳江を、和子はどうしても視界から外すことができなかった…。

 そんな和子も、家に帰れば夫と4人の子どもを抱える一介の主婦。夫婦仲は良く、幸せな家庭を築いていた。だが、同時に愛人もいた。それも複数。家のローンに加え、愛人との密会にかかる金を工面するため、和子は夫に内緒で闇金融から多額の借入を重ねていた。いよいよ首が回らなくなった和子は、芳江の家を訪ねていく…。

 瀟洒なマンション。家具も調度品も豪華なものばかり。高価な着物や宝石など、客からの貢物で溢れている芳江の部屋で、和子は適当な嘘の理由を作り、金を無心する。しかし、芳江は自分も自身の店を出すための資金が必要だと言って、和子の依頼を拒否。おわびにと、和子に酒を振る舞ううち…。

 無防備な芳江。数々の高級家具や調度品を見つめる和子。そこに、魔が差し…。

 和子は手近にあった帯締めを掴むと、芳江の首に巻きつけ絞殺。遺体の搬出と山中への遺棄には夫・俊次(滝藤賢一)に手伝わせ、芳江の預金は親類に頼んで全額引き出し、さらに家具など調度品は愛人・五十嵐忠(眞島秀和)との愛の巣に運び込むという荒業をやってのける。

 しかし、芳江殺害から5日後。自宅に警察らしき相手から電話がかかってくる。とっさに子どもの声音を使い居留守を装った和子は、その晩、親類に会いに行くと夫に嘘をつき、愛媛から姿を消す。こうして、気の遠くなるほど長い、和子の14年と340日に及ぶ逃亡生活が始まる――。

コメント

【寺島しのぶ コメント】

 福田和子や事件について、うろ覚えではありましたが記憶にありました。実在した犯罪者で痛みを負った被害者遺族の方もいらっしゃる中で、はたして責任を持って演じ切ることができるのか、最初はなかなか踏ん切りがつきませんでした。
 演じていても、なぜ? 何を求めて? の問いは尽きません。子どもを振り切って家を出て行く場面では、私も子どもがいますので演じていて痛かったですし、1日に最低でも2回は顔(メイク)を変えるなど、自分が一体何者かが分からなくなるようなめまぐるしさを味わっています。
 撮影の中で分かったことは、和子が善人に助けられた犯罪者だということ。人間的には、前しか見ていない、すべてのことに全力で正面から付き合った人。そして孤独に耐えられず、人との関わりを求めずにいられなかった人ではないかと思います。
 今回は、和子を通り過ぎていく人たちを演じる共演者の方々が、どなたも素晴らしい! 本当にナイスキャスティングで、みなさん台本をしっかり読み込み、腹に落とし込んだ上でオリジナリティーを詰め込んだ演技を見せてくれています。
 私自身は、自分の体を通してどんな役にもなろうと考えています。私なりの女優としての在り方に応えてくれる役柄と作品に対し、嘘のないよう一つ一つ真摯に取り組んでいます。寺島しのぶが演じることで、今までと違う和子の一面が伝わればと思っていますが、見てくださる方にはどのように感じていただいてもいい。事件が記憶にある方も、初めて知るという方も、昭和という時代にしか起こり得なかった逃亡劇、不可解だからこそドラマティックな和子の実録ドラマを、ぜひご覧ください。

スタッフ

原 作
大下英治 『福田和子事件』
脚 本
山浦雅大
音 楽
演 出
藤岡浩二郎
ゼネラルプロデューサー
関 拓也(テレビ朝日)
プロデューサー
大江達樹(テレビ朝日)
河瀬 光(東映)
制 作
テレビ朝日/東映