上川隆也さんと斉藤由貴さんが記者会見で番組ヒットを祈願!
糸村の自転車も安全祈願を受け、万全の態勢を整える [2013年4月10日]

 第3シリーズの初回放送を一週間後に控えた2013年4月10日(水)、『遺留捜査』の制作発表記者会見を東京・六本木にある朝日神社で開催。主人公で月島中央署の刑事・糸村聡を演じる上川隆也さんと、その上司で刑事課課長の水沢響子を演じる斉藤由貴さんが出席しました。

まさかの上川さんフライング!…で始まった、神社での風変りな記者会見

 当ドラマに対するヤル気の表れか(!?)、なんと上川さんが呼び込まれる前に、糸村愛用の自転車を押しながら鳥居をくぐり抜け、取材陣が待つ境内に向かって歩き出すというハプニングが、冒頭から発生! そのオチャメな行動で取材陣を笑わせた後、改めて正しいタイミングで登場した上川さんは「フライングしてすみません(笑)。『遺留捜査』も3シーズン目を迎えました。私が演じる糸村聡は風変りな刑事ということで、本日も一風変わった記者会見を行わせて頂けるということで、ワクワクしております」と挨拶し、目を輝かせました。というのも、今回は記者会見の中で糸村の自転車の安全祈願および、番組のヒット祈願を受けるという異例のスタイル。上川さんに続いて境内に姿を現した斉藤さんも「この仕事を始めて20数年、いろんな記者会見を経験してきましたが、自転車のための会見は初めてです(笑)」と、驚きを隠せない様子でしたが、今回は番組のヒット祈願も同時に行うということで、上川さんから「“ための”じゃないです」とツッコミが入ると、「ほとんど“ための”ですよね」と切り返し、笑いを誘っていました。

 そんな軽快なやりとりの直後、さっそく上川さんと斉藤さん、「風雪に耐えてる感じがする」(上川さん・談)年季の入った糸村自転車は神前に向かい、宮司様からお祓いを受けることに。一通りの儀式を終えた上川さんは「番組の成功と、スタッフ一同と自転車の安全、家内安全を祈らせて頂きました」と、スッキリとした表情。斉藤さんも「こういう風にちゃんと宮司様にやって頂けると、安心できます」と、笑顔を見せていました。

上川さんが主題歌を歌う小田和正さんに公開出演オファー!

 番組のヒット祈願と自転車の安全祈願を終え、新シリーズ放送開始に向けて万全の態勢を整えた上川さんと斉藤さんは、取材陣に向かって「第2シリーズまで積み重ねてきたことを大事にしながら、西村雅彦さんら新たな共演者を迎えることで、また一味違った『遺留捜査』を作り上げていきたいと思っております」(上川さん・談)、「今回から西村さんが刑事課に加わられたことで、風変りな人間が増えて、面白いことになっています」(斉藤さん・談)と最新シリーズへの意気込みと注目ポイントをアピール。さらには上川さんが、主題歌『やさしい風が吹いたら』を歌う小田和正さんに「どんな形でもいいので、ぜひご出演願えたら」と公開出演オファーをし始めると、斉藤さんは「ワケが分からない…」とツッコミながら苦笑。肩の力を抜いて向き合える上川さんと斉藤さんだからこそ醸し出せる、アットホームな雰囲気に包まれながら、会見は幕を閉じました。

【上川隆也 さん(糸村聡 役) コメント】
――第3シリーズの注目ポイントはどこですか?
 視聴者の皆さんが気に入って下さった“第2シリーズまで積み重ねてきたこと”を大事にしながら、西村雅彦さんら新たな共演者を迎えることで、また一味違った『遺留捜査』を作り上げていきたいと思っております。そこが何よりも見どころになるのかと思います。
――前シリーズから7カ月ぶりの最新シリーズ。チームワークは健在ですか?
 はい。実は、ブランクがあったようにすら感じないんです。インターバルに近いと言いますか、中休みを頂いて、また(撮影を)再開させて頂いたような実感があります。
――小田和正が歌う主題歌『やさしい風が吹いたら』について。
 小田さんに曲を書いて頂けると伺った時にも驚きを隠せなかったのですが、完成した曲を聴いたら、『遺留捜査』のすべてが包括されているような、ストーリー性のある曲で、かなり胸に迫りました。この勢いに乗って、ぜひ小田さんにもご出演願えたら、と思います(笑)。どんな形でも出て頂ければ、もう言うことはないです!
――糸村の自転車にちなみ、ご自身がいま興味を持ってらっしゃる乗り物は何ですか?
 車に乗るのが好きで、よくドライブなどにも出掛けるのですが、ナインティナインの岡村隆史さんが一級船舶免許を取られたという話を伺って以来、僕も船舶や、叶うことなら子どものころからの夢・飛行機免許などにも手を出せたら、と密かに思っております。実は『遺留捜査』の舞台が月島で、第2シリーズでは運河を使った撮影などもあったので、船舶免許を取ればこの作品に役立てられるのでは…というスケベ心も多少あります(笑)。
【※この発言に、斉藤が思わず「えっ!? 飛行機の免許を取ったら、乗せて下さい」と懇願。それに対し、上川は「はい。命が惜しくないなら」と返答】
――最近、プライベートで神社にお参りはしましたか?
 残念ながら、今年はプライベートで初詣にも行くことができず、今日のように番組に関連してお参りさせて頂くことばかりなんです。ただ、犬の散歩の途中で道祖神などがあると、頭を下げてしまうことはよくあります。そうすることで、筋が通る気がするんです。

【斉藤由貴さん (水沢響子 役) コメント】
――第3シリーズの注目ポイントはどこですか?
 今回から西村雅彦さんが刑事課に加わられて、面白いことになっています。風変りな人間が増えて、上司としては“大変困ったな”という状況なんですが(笑)、そういう状況にも一切惑わされることなく、上川さんが飄々と糸村を演じられているんです。こんな風に周りに影響されることなく、わが道を行ける人が羨ましいな、と日々眺めております。
――斉藤さんから見た、上川さん演じる糸村聡はどんな部下ですか?
 糸村さんは自分がこうだと思ったら、勝手にひとりでどこかに行っちゃう。協調性が欠如した部下ではないかな、と思います。上司としてはすごく困るのですが、ちゃんと結果をもぎ取ってくるので、その点では文句を言えないんです。そのことは響子も第2シリーズを通してよく分かってはいるのですが、かと言って第3シリーズで糸村さんに対して以前よりも理解を示すのではなく、「やっぱり、ちょっと困ったな」っていう部分を残しつつの関係性を保っていきたいと思っています。糸村さんのように個性の強い人、その職業っぽくない人は素敵だな、と私は感じます。
――糸村の自転車にちなみ、ご自身がいま興味を持ってらっしゃる乗り物は何ですか?
 私は車が大好きなんですが、この間、上川さんがいい自転車を持ってらっしゃるというお話を伺ったので、今年は自転車にチャレンジしてみようかな、と思っています。自転車は持っていないのですが、乗りたい気持ちはどんどん強くなっています。
――最近、プライベートで神社にお参りはしましたか?
 普段は3児の母をやっておりますので、先日も子どもたちを引き連れて、家内安全を願って参りました。

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