INTRODUCTION イントロダクション

 鑑識員たちが集める“遺留物”や“遺留品”を分析し、決定的な証拠を特定。犯人逮捕に至る…。
 このドラマの主人公・糸村聡(上川隆也)は、そんな現代の科学捜査のセオリーとは異なる方法で犯人を追い詰めていく。
 彼がこだわるのは被害者が遺した“被害品”。 子供の頃から大切にしていたおもちゃであったり、日常肌身離さず持ち歩いていたものであったり…。 なぜなら“被害品”には被害者の愛着があり、なによりも「被害者の最後のメッセージが残されている」のだ。
 あえて現場にはこだわらず、被害者の家や職場で彼らの持ち物を見せてもらったり、遺族の話を聞くことで被害者の人間性に寄り添っていく糸村。 やがて被害者の知られざる一面が浮き彫りになり、科学捜査だけではたどりつくことができなかった犯人をあぶりだすことにもつながっていく…。
 「被害者はなぜ殺されなければならなかったのか…」。
 被害者が遺した品々から被害者の最期の“声”を聞く糸村。 従来の「犯人探しドラマ」とは一線を画す、新しい刑事ドラマがこの春、幕を開ける。

遺留捜査