Q. これまでの撮影を振り返って、苦労されたことなどありましたか?

ないかもしれないですね。そう言えるくらい、撮影は順調やったと思います。よく犬や子どものおる現場は思うようにいかんこともあって大変やって言いますけど、『犬を飼うということ』の現場に関してはそんなこともなく、すんなり撮影が進んできたと思いますね。あと、こんなにいっぱい水川(あさみ)さんと喋ったのも、今回が初めてやったような気がします。これまで共演したドラマではお互い敵対した役やったから、そこを意識して喋らんかった…というわけじゃなくて、ただ単に僕が人見知りしてただけなんですけど(笑)。でも、さすがに3度目の共演ともなると、たくさん話せるようになりました! 今回は空き時間が楽しい現場でしたね。ほかの現場では僕、いつも黙って座ってたんですけど、今回は違いましたから。

Q. 撮影が進んでいく中で、子どもたちから受けた印象を教えて下さい。

眞子ちゃん(久家心)は第1話のころから比べて身長が何センチか伸びたらしいですけど、それと並行してお芝居もすごいスピードで成長していったと思います。子どもの吸収力ってスゴイなって思いましたね。大(山崎竜太郎)に関しても、たまに集中力が切れることがありましたけど、「頑張れよ。ちゃんとやれ!」って声を掛けると、ガッツリ(芝居を)決めてくれましたし。小さいながらも、"ここはやらな!"っていうプロ意識を持った子やな、と思いましたね。

Q. 空き時間には子どもたちともよく触れ合ってらっしゃいましたね。

例えば、休憩中に僕が携帯をいじってたら、「何してんの?」って言いながら寄ってきたりするんですよ。たぶん好奇心旺盛で、気になるんでしょうね。あと、第4話か第5話を撮ってるとき、大がマッサージが上手いということに、水川さんが気付いたんですよ。そこからは「大、こっちおいで」って、僕と水川さんで大を取り合ってましたね(笑)。それを見て、眞子ちゃんも一生懸命マッサージをやってくれるんですけど、まだまだ下手で大には敵いませんでしたね(笑)。

Q. 錦戸さんはスカイともよくコミュニケーションを取ってらっしゃいましたね。

自分んちの犬と接するときと同じような感じで、スカイとも接してましたね。あと、ドッグトレーナーの方の接し方を真似したりしてましたね。素直に言うことを聞いてくれたんで、たぶん接し方としては間違ってなかったと思います。

Q. このドラマを通して、ご自身の飼い犬に対して気持ちの変化などありましたか?

そうですね。僕も犬を飼ってから、本郷家と同じようなことをいろいろ経験してきましたけど、獣医さんから「治らない」と言われるような病気になるという経験はしたことがないんですよ。なので、台本を読み進めていくたびに複雑な気持ちになりました。

Q. 父親役に関しては最初「ピンとこない」と仰っていましたが、実際に演じていく中でそのあたりの思いにも変化はありましたか?

最初は、父親役を職業の一環として捉えていた部分があったんですよ。だから空き時間にも、眞子ちゃんや大が僕のことを「パパ」って呼んできても、正直言って、全然ピンとこなかったんですね。呼ばれても振り返れなかったですし(笑)。でも、勇次が作品の中で成長していったように、僕も回を追うごとに変わっていった気がします。お父さん役ということで、僕なりに"シッカリせなアカンときは、シッカリしよう"というスタンスではいたんですけど、母ちゃんがあんな風に強い感じですし、ヘンに考え込まなくても、自然と勇次の立ち位置に立てていけたなって思いますね。

Q. 撮影ももうすぐ終わりを迎えようとしていますが、現在の心境はいかがですか?

今はまだ撮影が終わることに対して実感がないんですよ。だから、まだ寂しいという気持ちもないと言えばないんです。実際に全部撮影が終わってから、いろいろ思うんじゃないですかね。きっと改めて気付くことも出てくると思います。

Q. では、最後に最終話の見どころをお願いします。

本郷家とスカイにどんな結末が訪れるのか、彼らがどう成長していくのか。最終回の本郷家は、第1話とは全然違う家族になってると思います。僕も演じてて"こういう風に再生していく家族って素敵やな"って思いますし、皆さんも最終回を観たら"明日から頑張ろう!"って感じて頂けると思います。ぜひ観て下さい。よろしくお願いします!