オリンパスドラマスペシャル 光る壁画

キャスト

曾根菊男(そねきくお)(28)…佐藤隆太(さとうりゅうた) 戦時中は海軍航空技術廠でゼロ戦用機銃の研究に従事し、13ミリ機銃の同調発射装置を開発した。
若いながらも優秀な研究者だったが、幼なじみの始のほか多くの学友がゼロ戦に搭乗し戦死したことへの罪悪感に苛まれ、戦後はオリオンカメラの諏訪工場で虚無な日々を過ごしていた。
だが、終戦から4年の昭和24年春、渋谷研究所に転勤。最初はなりゆきから胃カメラ開発に参加するも、次第に研究にのめりこみ、生きる活力を取り戻す。

曾根京子(そねきょうこ)(25)…加藤あい(かとうあい) 菊男の妻。菊男とは幼なじみで、開戦の翌年に結婚。
戦後、すべてにおいてやる気をなくした夫を深い愛情をもって励まし、支え続ける。

梶 哲朗(かじてつろう)(33)…中村俊介(なかむらしゅんすけ) 東大医学部付属病院外科医。戦後の貧しい食糧事情の中で胃を患う人々が増えたことを案じ、胃がんを早期発見したい一心で"胃カメラ"を発案、オリオンカメラに共同開発を持ちかける。その背景には、軍医として戦地に赴いた際のつらい体験が存在した…。
東大医学部の外科医たちからも研究の実現性を疑われるが、胃カメラの効果を信じて開発に打ち込む。

塚本修二郎(つかもとしゅうじろう)(38)…市川亀治郎(いちかわかめじろう) オリオンカメラのレンズ設計担当。戦時中は、海軍工廠光学実験部で潜望鏡を研究していた。哲学に詳しく、バッハを好み、常に黒いマントを羽織っている異色の人物だが、レンズ設計の腕は抜群。

佐藤敏夫(さとうとしお)(37)…寺島 進(てらじますすむ) 特殊なランプ作りの名手。無口で頑固な職人気質の男で、いちど機嫌を損ねると一切、耳を貸さない。

松浦安代(まつうらやすよ)(32)…星野真里(ほしのまり) 松浦辰男の妻。自宅にまで研究を持ち込んで胃カメラ開発に打ち込む夫や菊男のことを、大らかなまなざしで見守っている。京子のよき相談相手でもある。

今村 始(いまむらはじめ)…塚本高史(つかもとたかし)(友情出演) 菊男の幼なじみで、京子のこともよく知っている。ゼロ戦に搭乗し、撃墜されて若い命を落とす。その死が、菊男の心に深い傷を残す。

坂上貞三(さかがみていぞう)(47)…大杉漣(おおすぎれん) 東大医学部付属病院の外科医。強面で、周囲から一目置かれている。
"胃カメラ"という奇想天外な研究をはじめた梶が教授ににらまれるのを心配し、再三、研究をやめたほうがいいと忠告する。だが、どんな困難にも屈しない梶の情熱を知り、ある手助けを申し出る。

松浦辰男(まつうらたつお)(35)…萩原聖人(はぎわらまさと) オリオンカメラ研究員。社の主力商品になると期待されている"位相差顕微鏡"の開発に熱中していた最中、梶から胃カメラ研究を提案される。だが、位相差顕微鏡の開発が佳境に差し掛かっていることから、胃カメラの開発への取り組みに手を付けることができずにいた。
当初、本当に胃カメラが作れるかは懐疑的であったが、後に菊男と共に開発の中心的存在になる。戦争中は3年間戦地に赴き、目の前で仲間たちが命を失う過酷な経験をしている。