2005/11/27
ひたむきに鬼の修業を続けていたあきらちゃん。今週のオンエアでついに“引退”してしまいましたが、しっかりとイブキくんをサポートする芯の強さは高校生とは思えない、ちょっと謎めいた魅力がありましたよね。
で、演じる秋山奈々ちゃんはと言いますと、インタビューの間は常に笑顔、笑顔…。小柄でかわいらしい妹タイプの女の子、という感じでした。
でも、今回の“引退”シーンについてはかなり悩みも多かったようですよ。

秋山さんは演技の仕事は初めてですよね。この10カ月は初めての体験ばかり…。
秋山 1年間という長い現場は初めてだったので、みなさんと仲良く楽しくできたらいいなと最初から思っていたんです。1年間で学べることはたくさんあると思ったし、今はいろいろなことが吸収できて良かったと思っています。

オーディションはヒロインで受けたんですよね?
秋山 ただ、どんな役なのかなという感じはありましたね。「仮面ライダー」という作品をちゃんと見たことがなかったので。オーディションに受かったら、一番ライダーに近い役で、どんな感じになっていくのかな、という不安もあったんですけど、早く現場に出てあきらを演じてみたいと楽しみではありました。

そもそもこれまでの「仮面ライダー」に弟子はなかったもんね?
秋山 そうですね、なかったです(笑)。

戦いのそばにいることが多かったけど、楽しかった?
秋山 転んだりすることが多くて…。

そうそう、結構やられキャラだった(笑)。
秋山 そうですね(笑)。しょっちゅうケガしている感じはありましたね。弟子なのにケガしているという(笑)。

実際にアザ作ったこともあるの?
秋山 ありましたよ。イッタンモメンの回で足を取られて転ぶシーンがあったんですが、そのシーンの練習をしたときに思いきりヒザを打ってすりむいていたことがあったんですよ。始めからぼろぼろでしたね(笑)。

あと突然、呼び出されて東京を走り回るというシーンもすごかった。
秋山 そうですね(笑)。私、走り方に特徴があるみたいで、ネットとかではいろいろ書かれていたみたいなんです(笑)。なんか変な走り方していたみたいなんですよ。

あれは広尾あたりを走っていたんだよね?
秋山 そうですね。イブキさんとマンションの隣室に住んでいるという設定なんですけど、そのマンションが広尾にあるという設定だったので。ちょうどロケの時間が学校の登校時間と重なって、男の子から「こっち向いてください、こっち向いてください!」って言われて。携帯で写真を撮られました(笑)。

街で声かけられたりもしたでしょ?
秋山 どうかな…。撮影所から帰る途中で「あきらちゃんだ」と言ってくれる小さい子はいましたね。童子の村田(充)さんとか、ザンキの松田(賢二)さんと一緒に帰ったこともあるんですけど(笑)。松田さんとは「ねー奈々ちゃん、ねーザンちゃん」とかやっています。すごく年が離れているので、その壁を埋めようみたいな感じで(笑)。

仲いいんだね、本当に。
秋山 仲いいですね。

(森)絵梨佳ちゃんと年が一番近いんだよね。どんな遊びしてるの?
秋山 絵梨佳ちゃんの家に行って、ずっとテレビ見ていたりとか(笑)。彼女、個室とか好きらしいんですけど、私も個室が好きなんです(笑)。ご飯食べるときは私が個室のお店を調べて、ここ良かったからここで食べようか、とか。

姫の芦名(星)さんとも仲いいって。
秋山 ご飯食べたり、マンガ喫茶行ったり、あとは芦名さんの家に行ったりとか。

ところであきらは最初は明日夢くんに厳しかったり、鬼になることにひたむきな感じでしたよね。奈々ちゃんはどう解釈して演技を作ったの?
秋山 私をもとに作っていただいたキャラクターなんです。ひとみ役でオーディション受けたんですけど、私が年齢のわりに落ち着いていたみたいで。そのとき中3だったんですけど、本当に中3なの?って何回も聞かれて。やっぱりひとみとイメージが違っていたらしいんですが、落とすのももったいないということになって、それで後から役を作っていただいたみたいです。

でも、もっとあきらちゃんに似て無口だったりするのかな、と思ったけどそうではないよね。
秋山 でも、年相応に見えない対応の仕方とか、話し方はあきらと似ているかもしれないですね。オーディション受けたときも高校生じゃないよねって。かわいいもの見ても「あー、カワイイ♡」とか言わないでしょって言われて(笑)。

なるほど(笑)。で、実際の奈々ちゃんは?
秋山 本当に気に入ったものであれば、「カワイイ」とかなったりはするんですけど、いつもテンションが高いというわけではないかもしれないですね。

演技のことで悩んで誰かに相談したとかあったの?
秋山 今まではずっと一人で考えていたんですが、イブキさんの弟子を辞める、という話は本当に悩みました。どうしようもなくなるぐらい悩んでしまって、「響鬼」のことを話すとそのことにしかならないぐらい、日常の中でもそればっかりになってしまったんです。しかも最後が「今までありがとうございました」というセリフだったじゃないですか。もう「響鬼」に出られないんじゃないかと思って。弟子をやめてしまうことも残念だったんですけど、「響鬼」に出られなくなるというのがすごく残念で。ちょっとでもいいから「響鬼」という作品に関わっていたいと思ったので、それも考えて芦名さんに「どうしたらいいですか?」って相談しました。

星ちゃんに聞いたの?で、なんて答えてくれたの?
秋山 どうしようもないことだから、お仕事だからと割り切って考えて、これからのあきらをどうするか考えた方がいいよって。

結構、助け合っているんだね。
秋山 そうですね。敵同士なのにすごく仲いいんです(笑)。

で、やめます、というシーン、終わってみての感想は?
秋山 最初に家で台本を読んだときに普通に泣いてしまったんです(笑)。声に出して「今までありがとうございました」って読んだら、普通に泣いてしまって、止まらないぐらい泣いてしまって。これはまずいなと思いましたね。自分も最初からあきらという子は大好きだったんですけど、これほど「響鬼」と天美あきらという役と、イブキの弟子という設定が自分の中で大切なものだったんだな、と改めて気づかされました。ここで泣いたらあきらじゃなくなるんじゃないかと思って、本番のときはできるだけ泣かないようにしていたんですよ。

あと変身もしちゃったね。
秋山 あれは普通にかっこいいなって思いましたね。すぐ解除しちゃいましたけど、一度変身したら、あ、もう一回変身したいな、と思いました(笑)。

将来的には女優さんが目標だけど、今後は?
秋山 そうですね。まだまだなんですけど、お芝居をすることがすごく楽しいのでいろいろな役をやっていきたいなと思っています。あきらという役が自分に近い設定で作っていただいた役なので、もっとかけ離れた、本当に明るい役だとか(笑)、常にハイテンションな子とか、いじめっ子とか、いじめられっ子とか、やってみたいですね。

これからはケガをすることはなくなるだろうけど、体に気をつけて頑張ってくださいね。そういえば、最近カゼをひいたって聞いたけど?
秋山 そうなんです、演技に悩んで体調崩したみたいで。プレッシャーでどうにかなりそうだったんです。病は気からって本当だなって。

そんなこと言うから年相応に見られないんだよ(笑)。
秋山 ハハ、そうかもしれないですね、ハハハハ。
 
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