ヒビキさんが言うところの“かわいい顔して悪いヤツ”スーパー姫を好演している芦名星ちゃん。素顔はもちろん“悪いヤツ”抜き!
撮影後、疲れているにも関わらず、こちらの質問に一生懸命答えてくれました。
おかげでインタビューが終わって外へ出ると、とっぷりと日が暮れていて…。
かえってこっちが“悪いヤツ”だったかなぁ、ごめんね、星ちゃん。
オーディションを受けるきっかけは?
芦名:オーディションはヒロインとして受けたので、100%無理だと思っていました。どうせ落ちるんだからやりたいことやって、ぐらいに思っていたんです。ところが徐々に徐々に関門を突破して…。結局は最終までいってダメだったんですが、事務所の人がまだ(選考に)残っているんだけど迷っている、と言うんですよ。私、オーディションで合格するということがあまりなかったので、残っているんだったら私はやりたいです、と言ったら悪役だって。
それで姫が誕生したわけですね。
芦名:でも、最初は今とは違って本人の顔もわからないぐらいの特殊なメイクをする予定だったんです。だから事務所では顔がわからないんだったら出る意味がないと。でも、そんな役って滅多にできないじゃないですか。絶対にやりたいとお願いして、それじゃあと出演が決まったんです。実際に収録が始まったときにはメイクも薄かったので、事務所の方も問題なしということになりましたけどね。
魔化魍によって違うキャラ=姫をどうやって決めていたの?
芦名:監督もキャラについては「どうしようか」という感じだったので。今は結構変わりましたけど、私も最初のころは村田(充)さんについていくことでいっぱいいっぱい。彼は私よりも引き出しをいっぱい持っていて、お芝居に関してもいろいろな考えを持ってくるので、自分がどうやってそこまで追いつこうかという、引けをとらないようにするのか、というので精一杯でしたね。あとはアフレコですね。今はある程度できるようになったんですけど、最初は自分がしゃべっている声以外のことはやったことがなかったので、どうやっていいのかわからなくて。監督ももっと強く、とか、もっと妖艶にとか。何しゃべっているのかわからなくてもいいから声にしろ、とか。でも、それやってみると、「芦名、それじゃ何言っているのかわからないよ」って。
どのあたりで余裕が出てきたの?
芦名:化け猫の時に初めて自分で「こういうのどうですか」という提示をしたんですよね。その時たぶん村田さんに「そろそろ星ちゃんも僕に頼らずにお芝居をしていかなきゃいけないと思った」と言われて、ちょっと負けん気が頭をもたげた、というか(笑)。でも、どうしようって一晩中悩んだんですよね。で、今まで座って演じるというのがあまりなかったので、立たないで座っていたら結構いいカモと思って。監督にもとりあえずやってみろと言われたので、やってみたら「いいよ、すごく」と。村田さんにも「(演技が)楽しみになってきたねー」と言われて。そのときからですね、ちょっと自分でできるようになってきたかなと思ったのは。
それにしても大変だったね。
芦名:村田さんも結構きびしかったので。今はもう和気あいあいとやっていますけど、最初のころは気持ちで圧迫してくるという感じだったですね。もうこれで出来ないようだったら置いていくよ、というのを出してくるから、ついていかなきゃと思って…。
今はスーパー姫になったけど、最初のコミカルなキャラは決まっていたの?
芦名:いえ、結構アドリブが多くて半分ぐらいは自分で作ったんです。私のイメージでは、子供というか、小さい頃の幼稚園の子が男の子をいじめている、みたいなイメージでやったんですけど。今となっては決められていたわけじゃなかったので、やってしまってどうだったのかな、プロデューサー?みたいな(笑)。大丈夫ですかーみたいな(笑)。
それが成長して怖い攻撃的な姫になりましたね。
芦名:成長したあとの姫の役作りには少し迷いがあったんです。言葉を濁したり、流したりすることなく、台詞を強く言い切るようにしたんですが、男の人みたいに迫力は出ないじゃないですか。だから、もそっと言おうかなっと思ったり…。少し迷いがありましたね。
ロケが多いから暑かったり、寒かったり大変でしょう?川に入ってイブキ…渋江くんたちと戦ったりとか。
芦名:あのへんはもう、私の中では普通になっちゃいましたね(笑)。私はアクションの練習をさせてもらっていないんですが、あるロケで2〜3mぐらいの木の上から飛び降りたのがきっかけでアクションもするようになったんです。真冬の寒いときであごの震えを止めると体が震える、体の震えを止めるとあごが震えちゃう、みたいな日で。しまいには手が動かなくなって、はしごを使って木から降りられなくなったんです。はしごをつかむことが出来なくなっちゃって。それで飛び降りようとマット用意してもらっていいですか、と言ったら、なら星ちゃんでやろうかってことになったんです。
逆に「劇場版」のときは暑かったでしょう?
芦名:サウナみたいでしたよ(笑)。顔が半分隠れるマスクをつけていたので、きっちり顔半分だけ汗をかいて(笑)。中は全身タイツだったので意識が朦朧としましたよ。片目で視界が揺れてくるし、座っているだけなのに息が上がってくるし。そろそろ死ぬって(笑)。
体もそうだけど、女優としても鍛えられたでしょ?
芦名:そうですね。今までいろいろお仕事をさせていただきましたが、初めてこれほど熱中したというか、眠れないほど悩むということは今まであまりなかったですね。すべて初めてなこと多くて。お芝居に関してもそうだし、現場も自分のいる人間関係のポジションもうまく作っていかなきゃいけない、というのも今回で勉強しました。お芝居に関しては私は悪い役しかやったことがなかったんですけど、姫は怖いといっても明るかったりしたじゃないですか。にらみつけるだけが怖いわけじゃない、例えば笑って殺すよ、の方が怖い場合があったり、そういう風なものを勉強して、少し幅が広がったかなと思いますね。まだまだ勉強段階ですけど。
最初お会いしたときはモデルさんかと思ったけど、女優さんだったんだね。写真撮るときはスッとポーズしてピタッと決まる、みたいな。
芦名:そうですかぁ、私今でも写真苦手なんですけど。笑って笑ってと言われると、すみません、笑えないって。最近は慣れたというか、「響鬼」をやるようになってからできるようになったというか。苦手というか好きじゃないんですよ。笑った顔とか得意じゃないんですね。元から写真が嫌いなんです。
えーっ、じゃあ学校の遠足とかどーしてたの?
芦名:いっしょに撮ろうって言われても、私はいいって。入ってよとか言われると、横向いてましたよ(笑)。顔を撮られるのが好きじゃないんですよ。カメラを構えている人がこっちを見ているのに、みんながかわいい顔というのがダメなんですよぉ(笑)。
メルマガで読んだけど、休みの日はアウトドアが多いみたいだね。
芦名:家で何かすることはほとんどないですね。小さいときから家族で出かけることがすごく多かったので。来月からロッククライミングやろうかなと思っているんです。兄が始めるって聞いて、やろうということになった。クライミングジムで練習ですね。
さてさて、最後に芦名さんとしては将来的にはどんな女優、タレントを目指していらっしゃるの?
芦名:あー来ましたね、その質問(笑)。そうですね、一つは自分が好きなことを今やっているので、まずそれを極めたいですね。今は良くても、来年まったくお仕事がなくなるかもしれないじゃないですか。今が良くても3年後にいなくなっては意味がないと思うので、女優という仕事を安定させたい。それが今の目標です。夢という意味では、アクションに興味あるので香港とか海外でアクションをやっていけるような女優になりたいですね。あまり日本人でそういう女優さんいないじゃないですか。死ぬまでに海外の俳優さんとアクションとか、演技ができたらこの仕事を選んで満足といえますね。 |
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