「仮面ライダー響鬼」の放送も半分を消化。さらに「劇場版『仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』」もいよいよ公開、と「響鬼」の1年もひとつの区切りを迎えようとしています。
そんな「響鬼」で主役ヒビキとして頑張っている細川茂樹さんに改めてインタビュー。
久々にたっぷりとお話をうかがう時間をいただきました。
「ま、いつものように雑談の感覚でいきましょう」と笑いながら始まったインタビュー。
まずは映画のお話からスタートです!
今回の映画は時代劇。細川さんなりにどういう風に解釈して撮影に臨んだんですか?
細川
「やっぱり時代劇と聞いたときは正直反対しましたよね。あのコスチュームどうするんだ?から入って、バイクは?とか、時代劇ってどの設定かなって。いろいろ考えて厳しいと思いますよ、と難色は示させてもらいました。ただ、白倉(伸一郎プロデューサー)さんが、「響鬼」じゃないと時代劇はできないと言ったんです。その言葉が印象に残ったんですね。僕も偶然「大河ドラマ」…時代劇をやっていた。それとまったく対抗して考えていたんですよ。すると、そうじゃなく白倉さんのおっしゃっている時代劇というのは、昔のファンタジーということだったんです。それを聞いたときに、時代劇ってありかもな、と思えるようになりました。あとは前向きに話しましょう、という感じで、どんどん話が進んでいきましたね」
つまり「大河」のような時代劇ではないと。
細川 「僕の中では、時代劇というより時間を巻き戻したファンタジー。そういう感覚ですよね」
ただ、まだ「仮面ライダー」の時代劇版ってうまくイメージできないですね。
細川
「うーん、ほんとあの、なんていうか、僕の中では『仮面ライダー響鬼』というのは、子供のものだと思っているんです。だから、今回のご当地ライダー、各都道府県にライダーがいるんだよ、札幌だったり、名古屋だったり、大阪だったり、プロ野球のキャラクターも絡めて特色を出して、方言も出したりしてわかりやすいライダーがいるんだよ、という点は今の子供たちがうらやましいと思いましたよね。子供だったら本当にうれしいですよ。僕は岐阜なんで、近くは名古屋だからキラメキだな、しゃちほこライダーだなと。それはすごく夢があると思うんですよ。ライダーって横文字ですけど、やっぱり馬を乗る人もライダーじゃないですか。その辺イキですよね。たまたま僕も馬が乗れたので、それはいいお手伝いができたのかなと思いますけど。スーツの響鬼が馬に乗ってダーッと駆けていくシーンは非常にかっこいいですね。見る前はアンバランスだと思ったんですよ、メタリックな感じが馬と合わないんじゃないかと。でも映像を見たときに、そんなイメージを覆せる自信が出ましたよ」
細川さんも馬で駆けるシーンがあるんですか?
細川 「ええ、僕自身が馬上で変身したりしますから」
早く映像が見たいですね。
細川
「子供たちを喜ばせたい、というところで全部が進んでいますから。オーバーかもしれないけど、それぞれのキャラクターが見てくれた子たちに一生残ってくれたらいいなって思います。たぶん、そういう思いでみんなが撮影に入ってくれていたと思いますしね」
それにしても、この夏はテレビの「響鬼」もあったし、映画もあれば、「大河」の撮影も続いていた。体力的に大変だったでしょう?
細川
「正直ね、朝、車に乗って寝るわけですよ。で、起きて、あれ、なんで今日軽井沢(『劇場版』のロケ地)なんだ?と思っちゃうんですよ。つまりスケジュールを見間違えていたり、頭の中で整理がついていないんです」
もうギリギリじゃないっすか(笑)。
細川
「そうですね。だから、オレもどっかでこれ身体が故障してくれたら休めるな、なんてね(笑)。そう思っていたんですけど、乗り切っちゃったですね(笑)」
そんな中、写真集も出したんですね。
細川
「僕がモデル時代からずっと写真を撮ってくれたカメラマンがいるんですが、その人が時間があるときに作品を撮っていこうと言ってくれて。夢は写真集だね、と言いながら撮りためた作品があったんです。で、今回いい節目なのでその作品を散りばめて、34歳の僕というリアルな写真をメインに写真集を出そうと。エッセイとかも入れてね」
初めてでしょう?
細川 「初めてだし、最後じゃないですか(笑)。おこがましくも出しちゃったみたいな感じです(詳しい情報はこちら)」
鈴鹿8耐にも行かれましたよね。感想は?
細川
「単なるレースだけど生死を賭けているわけですよ。アスファルトの温度とか、湿度とか全部考えて走らせている。で、ライダーは生死の境目にいて、と。現場に行って、こういう世界があるんだと思いました。僕のチーム(仮面ライダー響鬼Honda)もあったわけですが、いいよ、勝とうとしないで、というおかしな発想になっちゃうぐらい(笑)。僕も以前はバイクに乗っていたんですけど、乗りたいな、という、そういう気持ちになってきましたよね。生死を賭けたレースはしないですけど、なんて言うんだろう、孤高な感じ?そういう男らしさの原点にあるようなものを感じましたね。いやー本当にいいイベントに、いいタイミングで参加させていただいたな、と感謝の気持ちでいっぱいですね」
今年の夏は盛り沢山になりましたねえ。
細川
「いやー、夏は仕事しないってずっと言ってきたんですけどね。以前、あるドラマのロケに行くときに夏休みの大渋滞にひかかって2時間かかったことがあるんですよ。それ以来、夏の仕事はしないって。なにがなんでもしないって(笑)。そんな僕が今や環八全部の店がわかるぐらい回っていますからね(笑)。それぐらい今年は大泉、関越ね、ホームロードですよ、ほんと(笑)。でも、有り難いなとは思いますよね。自分がなりたいと思う中の一つに『必要とされたい』というのがあるんですよ。細川さんやってください、と言われるような魅力ある役者になりたいな、と。今年は、そういう必要とされる人間に少しは近づけたかな、と感じましたね」
(つづく) |
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