2005/03/27
 ヒビキ=響鬼として大活躍の細川さん。ロケに取材にと忙しい合間をぬってインタビューに応えていただきました。「お疲れのところすみません」というと「いえいえ、全然」とやさしいお言葉。ついこちらも「鍛えてますから?」と突っ込んでしまいました。というわけで、短い時間ながらもたっぷりと言葉をいただけたインタビュー、その一部始終をどーぞ!

「仮面ライダー」に出演するご自分を見ての感想は?
細川 そうですね。一つ一つ大切に丁寧に“これで大丈夫かな”と思いながらやっているんですが、実際に見てみると、いや、まだやれるな、まだまだ俺の中に引き出しがあるぞ、と思うんですね。シーンごとに、ここはこれが一番いいよね、という引き出しを開けて、それを表現してやっているんですが。そういう“まだやれるな”という感覚は結構多いんで、まだまだこれから面白くなるな、という感じ。僕の部分でいうと、まだやりがいがあるな、という部分はありますね。

普通のドラマ部分が面白いという声も多いようですよ。
細川 それはたぶん脚本の作りがすごくナチュラルというか。はっきりとした会話をしないところにリアリティがあると思うんですよね。例えば、「この間あんなの見せちゃって悪かったね」という会話がある。セリフって基本的に説明ですから本当だったら「屋久島で魔化魍と戦っているところ見せちゃって悪かったね」という風になると思うんですよね。ところが、台本ではそうなっていないので、なるほど、そういう意図があるのかなって。だから僕も、ここではこう見るとか、(目線を)外すとか、そういうことは一切考えずにまず台本を読んで組み立てて、ここはこうした方がいいな、というのをものすごく綿密に決めてやっているんですよね、実は。

あの演技の裏では大変なんですね。
細川 だから意外と難しかったりする。決めていってはいるんですが、撮り方とか、ロケーションとか、景色とかでこれはこうやった方がいいなというのが、その場でまた出てくるんですよ。それをずっと考えて、考えて、考えて…。少年がテストのことを言うときは、どう来るかなって考えて、例えば他の女の子だったらどう来るのかなと考えて、なるほど強く来るんだったらちょっと引こうかな、とかね。それはやっぱり常に考えてはいますよね。

今までの細川さんが出演された作品との違いは感じます?
細川 物理的なことはたくさんありますけど、内容に関してはほぼないですよ。でも、これだけの影響力とか、メッセージとかを伝えられる番組、ドラマっていうのは本当に限られていると思うんです。それこそ5本あるのかな、子供も見て、お父さん、お母さんも見て、おじいちゃん、おばあちゃんもお孫さんと見る、とか。こういう大人になってもらいたい、ということを考えながら「響鬼」は作っているんです。だから、それができるドラマ、こういう主人公をこういう風に見せたい、見せられるんだっていうドラマはないと思うんですよ。

社会的な影響力という?
細川 そう、娯楽を超えたもの。

その影響力の大きさを細川さんの実生活で感じることはありますか?
細川 一番感じるのはね、大人が見てるってこと。

思ったより?
細川 いやー、まずNHKの「大河」の現場行ってもスタッフが、「来週どうなるんですか」って聞いてくるんです。

うそでしょう(笑)?
細川 いや、ホント、本当なんですって。必ず聞かれますよね、来週どうなるんですかって。「来週はね、カニと戦うんだよ」とか言うでしょ、「え?それで?」となおも聞いてくるから「いや、ちょっとやられるんだよね」って言うと「そこまで言わないでくださいよ」って(笑)。

じゃあ聞くなよって(笑)?
細川 そうそう。この人たち、ホントに楽しみに見ているんだ、みたいな(笑)。子供さんが寄ってきたりとか、僕がそういうところに行かないというのもあるんだけど、それより感じるのは、ほんと大人が見ているってことですね。あとは姪っ子がいるんですが、小学校とか幼稚園とかで言われるらしいんですよ。男の子のお母さんから、今年はすごく面白いと。まぁ子供から大人まで、その幅の広さには驚いていますね。

それは予想以上でした?
細川 予想してないですよね、ある意味。エライものを引き受けちゃったなって、日増しにそんな思いが強くなっています。

では、最後にそんなファンの方にメッセージを。
細川 仕掛けがいっぱいあるんですよ、飽きさせないようにね。なんといっても1年も放送するわけですから。だから同じものばかり食べていれば飽きますよ。飽きさせないものを1年間プロジェクトで組んでいるので、そういうところを期待して見ていただきたいですね。

それにしても細川さんのヒビキもこなれてきた感じがしますよ。
細川 でもね、視聴者の人って最初見て、「おっ」て感じるものですが、慣れちゃうと「次、何かないの」ってなるんですよ、手品みたいに。それはわかっているつもりなので、そうならないように。ヒビキに関してもそうですし、ドラマ全体に関してもそうですから。ほんといろいろな仕掛けがたくさんあるんで、退屈させない1年を日曜朝8時には過ごせると思いますよ(笑)。

 

 

 

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