2005/08/28 二十九之巻 「輝く少年」
ヒビキ(細川茂樹)と山登りの途中、足を滑らせ斜面から滑り落ちた明日夢(栩原楽人)。どうにか途中で大きな枝に引っかかると、ヒビキに引っ張り上げてもらう。

そのころ威吹鬼と轟鬼はパワーアップした武者童子と鎧姫に大苦戦。それぞれが窮地に追い込まれるが、戦いの途中合流した2人は鎧姫に的を絞り、みごとな連携でまずは一体を撃破する。あとは武者童子のみ、と思った瞬間、土中からツチグモが現れ、武者童子を助け出して逃走する。まだ、ツチグモはまだ成長途中だったが、どうもいつものツチグモとは違うようで…。

屋久島を思わせるような神秘的な森で、ヒビキは音撃棒にするための太い枝を発見。目を閉じ、拝むようなしせいで「また力を借りるね」と木に声をかける。
折からの夕立で夕食も作ることができないヒビキと明日夢。
テントの中で一心不乱に木を削り、音撃棒を作るヒビキに明日夢は斜面で足を滑らせたことを詫びる。気にするな、というヒビキになおも明日夢がそのせいで予定が狂ってしまったと言うと、ヒビキは珍しく毅然とした調子で明日夢に語りかける。

人生、山あり、谷あり。晴れの日もあれば雨が降るときもある。
あの騒動でヒビキは帽子を、明日夢は携帯をなくしたが、人生は失うことばかりじゃない。

そんなヒビキの励ましにも明日夢の心はまだ迷いから解き放たれない。

雨が上がり、夕飯の支度をするヒビキと明日夢。
ヒビキはついに明日夢に、逆恨みが原因で殴られたことについて意見をする。

少年は何度も転んで、その度にいろいろなキズやアザを作ることになる。
その都度這い上がらなければいけないわけだから、心を強く持っていないと。
転んでもいじけたりせず、自分が信じたことを信じて生きていって欲しい。

そんなヒビキの温かい言葉にようやく明日夢の心は晴れていく。

翌朝、山を下りるヒビキと明日夢。明日夢が携帯を落としたため、外部との連絡が途絶えたまま。2人は道を急ぐ。

そのころイブキとトドロキが再び童子(村田充)と遭遇した。武者童子への変身に合わせて、イブキも威吹鬼に、トドロキも轟鬼に変身。
パワフルになった武者童子だったが、やはり多勢に無勢。威吹鬼らが圧倒するが、そのとき土中から成長しきったツチグモ…ヨロイツチグモが姿を現した。
そのままヨロイツチグモは轟鬼に襲い掛かると、足に噛み付いた。
「がぁぁぁ!」。
苦悶する轟鬼とともに形勢は逆転。威吹鬼らは一転ピンチに追い込まれる。

が、そのとき前日武者童子らにやられたはずの鋭鬼が現れた。
鋭鬼は轟鬼を救出すると態勢を立て直し、まずは武者童子を撃破。続いてヨロイツチグモに向かっていくと、共鳴音撃で追い詰める。
が、ギリギリのところでヨロイツチグモは逃走。3人は後を追う。

テントをたたみ出発しようとしたヒビキが突如、明日夢に叫んだ。
「少年、走れ!」。
訳もわからず走り出す明日夢。その目の前に突如ヨロイツチグモが現れた。
ヒビキは響鬼に変身、明日夢を助けると気合いを込めて響鬼紅へ。
ヨロイツチグモの足を次々と折っていくと、音撃鼓をめり込ませ音撃棒を連打する。
「爆裂真紅の型!」。
ついにヨロイツチグモは爆発四散。再び山に静寂が訪れる。

久しぶりに響鬼の戦いぶりを目の当たりにした明日夢。戦いを終えた響鬼の神々しいまでの姿に何かを感じ取り…。

明日夢の母・郁子(水木薫)らが待つ「たちばな」にヒビキと明日夢、そしてイブキらも一緒に帰ってきた。
母の姿に驚く明日夢だが、山での出来事を嬉々と話し始めた。
すっかり元気になった明日夢を、ヒビキは頼もしげ見つめながらつぶやく。
「少年、第一歩だな」。
脚本:大石真司
監督:金田治
アクション監督:宮崎剛
(C) 2005 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 |  copyright (c) 2005 tv asahi All rights Reserved.