11月16日

スタジオ : 吉澤一彦アナウンサー
市川寛子アナウンサー
蓮実一隆 「テスト・ザ・ネイション」総合プロデューサー


【放送内容】

話題の番組「全国一斉IQテスト『テスト・ザ・ネイション』」放送の裏側を紹介



「テスト・ザ・ネイション」とは

世界中で大ブームを巻き起こした人気番組で、IQ指数をテストしてしまおうというものです。
この番組は、2001年にオランダで生まれ、ヨーロッパでIQブームを巻き起こし、その後オーストラリア、アメリカ等、世界18カ国で放送され、世界中を熱狂の渦に巻き込んだ人気番組です。

日本版「テスト・ザ・ネイション」とは・・・

この人気番組が日本に上陸しました。11月3日、月曜日、文化の日。
生放送で日本人のIQをテストしてしまおうというテレビ史上初めての試みとなった番組。

番組内容

司会は、古舘伊知郎さんと小池栄子さん。
スタジオでは、40人ごとのグループ6チーム(大工・先生・東大生・武道家・医者・巨乳)、計240人と有名人チームがテストに参加。
問題は、言語・記憶・論理・数・知覚の5つのブロックに分けられています。
その問題を決められた時間内に答え、すべての問題の回答後にIQ指数が判定されます。

参加方法

番組を視聴しながら、事前に配布された解答用紙に答えをマークシート方式で記入していく方法。ただし、マークシートなしでも紙と鉛筆があれば、その場で参加できます。終了後に判定結果が出ます。
また、パソコンや携帯電話で参加する方は、テレビ朝日のホームページから番組にアクセスし、解答用紙をダウンロードします。
すべてのテストが終了後、回答を送信すると、ホストコンピューターからIQ判定結果が送られます。

プロデューサーのひとこと

大成功でした。視聴率も17.8%(関東エリア)。関西では20%。
全国からインターネットに280万人以上がアクセスし、ホームページをみてくれたテスト参加者は30万人。
オランダのプロダクションが、科学的で厳密なIQの理論に基づいてエンターテイメント番組として制作され、問題の質問内容はそれぞれの国によって国民性を反映していて面白い。たとえば、アメリカでは5問中4問は誰でも解答できたり、番組の発祥地オランダは5問中3問解ければいいほうだというような程難しい。
日本の場合、クイズ番組と違って、IQの理論に基づいた問題制作なので、大変だった。
IQテストというと、堅苦しいイメージだが、エンターテイメントとしてIQテストを楽しんでいただきたかった。インターネットや携帯電話を使った双方向という意味でも地上デジタル放送に向けての布石となっていくのではないか。

視聴者参加型双方向番組

この番組の画期的な試みは、インターネットと携帯電話と連動した全国規模の双方向です。
双方向を展開するためのデータ集計システムは、NECとテレビ朝日が共同で開発しました。
集められたIQデータは都道府県別、血液型、野球ファン別など、項目別にいろいろ分けることができます。

問題作成

問題は、IQを研究している専門チームが厳正に作成。
放送のおよそ1ヵ月半前に、無作為に選んだ男女500名を集めてプレテストを実施しました。
IQからは自分の脳の得意な分野や不得意な分野が判明。自分自身を客観的に捉えなおし、新たな自分の可能性を知ることができます。問題の偏りをなくすために、このプレテストの結果から問題が厳選されます。
ここで集計されたデータは、年齢別にIQの数値が割り出され、番組で正確なIQを測定するために、生かされます。

番組制作上の苦労話

事業局デジタルコンテンツセンター・渕さん
テレビ朝日のトップページを簡略化して、ホームページを提供するコンピューターの負担を軽くしました。

スタジオ制作者・美術制作センター・村竹さん
参加者がすべて視認が同じにしないと不公平。通常ではこんなに使わないモニターを8台用意して、どの角度からでも必ず問題が見えるということを大切にした。

「テスト・ザ・ネイション」の本発売

「テスト・ザ・ネイション」  定価1,000円(税別) テレビ朝日出版




次回の放送は、11月30日(日)の予定です。