8月17日

スタジオ : 吉澤一彦アナウンサー
市川寛子アナウンサー
小松正人(編成制作局 編成部 地上デジタル放送プロジェクトチーム)


【放送内容】

今回は、「デジタル放送とテレビ朝日」と題して12月から始まる「地上デジタル放送」について様々な面で進められる準備の状況をお伝えいたします。


2003年12月、現在ご覧になっているアナログ放送のほかに、東京・大阪・名古屋の3大都市圏の一部で地上デジタル放送がスタート。
徐々に地上デジタル放送の放送地域をひろげ、2011年にはすべての地域にてデジタル放送を放送、アナログ放送は終了する。(予定)

地上デジタル放送は、「デジタルハイビジョン」で放送される。
この放送によるメリットは、「高画質」「高音質」「データ放送」などがある。



地上デジタル放送開始の準備として2003年8月から関東エリアで地上デジタル放送の試験電波を発射。
(試験電波を発射しているのは、深夜帯のみ)(NHKと在京民放6局の共同体制)
試験電波発射の目的は…
1. 地上デジタル放送の電波がきちんと届くか。
2. 地上デジタル放送がアナログ放送に与える影響を調べる。
など。

8月6日:試験電波発射開始
東京タワーより地上デジタル放送試験電波を発射する。

広域での状態を調べるため、千葉(浦安)付近で電波を受信してみる。
実際の視聴者の立場として電波を見る「実聴班」、地上デジタル放送の電波を測定する「電測班」の2台の車両が待機。
電波の発射を待つ。

アナログ放送の電波ではデジタル電波からの影響を調べるための静止画像を流す。

午前2時半過ぎ、東京タワーから「試験電波」発射。

待機していた2台の車両にて、状況を調査。

試験終了。その後、数箇所で同じ調査を行なった。
* これらの作業を何度も行い、正式な放送開始に備える。

〜今後、地上デジタル試験電波発射日程〜
8月18日(月)午前2:00〜4:30
8月19日(火)午前2:35〜4:30
8月20日(水)午前2:35〜4:00(予備日)
* その間、深夜の番組は休止。ただし、緊急放送時は放送を再開。

「地上デジタル放送開始に向けた作業」…アナアナ変換
一部の地域で必要な作業。
地上デジタル放送では、UHF帯を使用するため現在のアナログ波をUHFで受信しているご家庭では周波数帯を変える作業が必要になる。その際は、専門の作業員が家を訪問し作業をする。

〜この件についての詳しいお問い合わせ先・各地域受信対策センター〜
茨城地域 0120−771−797
栃木   0120−401−293
群馬   0120−357−488
埼玉   0120−401−035
千葉   0120−401−398
東京・神奈川 0120−401−350 
*お住まいの地域の対策センターへお問い合わせください。



『地上デジタル放送にむけて』

番組はこれから「デジタルハイビジョン」の時代になる。
テレビ朝日では「デジタルハイビジョン」と「新しいテレビ朝日」を分かりやすく解説したプロモーションビデオをデジタルハイビジョンで制作。
番組制作における最新技術・設備を一挙に紹介しているほか、デジタル放送のメリット、六本木ヒルズに移転した新しいテレビ朝日のイメージも盛り込んだ作品。

〜プロモーションビデオをご覧いただける会場は〜
CEATEC JAPAN
アジア最大級の通信・情報・映像の展示会
会期:2003年10月7日(火)〜11日(土)
会場:幕張メッセ(日本コンベンションセンター)      
*プロモーションビデオのテレビ放映については、検討中
『地上デジタル対応のテレビ』について
現在の価格…ブラウン管タイプは20万円前後、液晶タイプは50万円ぐらいから。
幅広い年齢層の方が購入している。
現在は2社のメーカーが発売している。10〜11月以降、各メーカーの製品が出揃ってくる。
(秋葉原 オノデン本店営業部:冨楽氏談)

現在、使っているテレビでもデジタル端子がついていれば専用チューナーを取り付けることによって「デジタル放送」をご覧いただくことは可能だが、「デジタルハイビジョン」で見るためには、デジタルハイビジョン対応テレビが必要になる。