2022-03-05
「海苔」
『横浜・江戸前海苔』
- 【ロケ地】神奈川県横浜市
- 【出演者】渡邉匡康(『鮨わたなべ』店主)
横山由依(女優・タレント)
日本が世界に誇る食文化の根幹にある「食の知恵」を、全国各地の恵まれた四季の中で育んだ食材や調理法で探求していく『ごはんジャパン』。今週は、女優の横山由依と江戸前寿司の匠・渡邉匡康(まさやす)さんが、“お寿司に欠かせない食材”である極上の海苔を求めて、横浜市の金沢区に訪れる!
今回の舞台は、横浜・八景島シーパラダイスのすぐそばで、金沢漁港からもほど近い、今では貴重な海苔の養殖場。海苔漁師の緑川和希さんが操縦する船に乗り込んだ横山と渡邉さんは、海苔の収穫を見学。緑川さんの海苔は地元でも有名で、和食の料理人はもとよりフレンチのシェフからも愛されている。その理由は、味の濃さと香りの良さとか。いったいどんな海苔がお目見えするのか…横山と渡邉さんの期待値もグッと高まる!
「潜り船」と呼ばれる特殊な船の先端から伸びるパイプで海苔を収穫。船上には、回転する刃がついており、育った海苔を次々と刈り取っていく。緑川さん曰くコツは「根元を刈ると、硬めの海苔ができちゃうので、なるべく葉先だけをカットして、柔らかい海苔を採る」ことだそう。初めての光景に、横山のテンションもアップ!!渡邉さんも「何気なく食べてる海苔が、こんなに大変な作業で…」と感慨深げだ。
採った海苔は陸に揚げられるとすぐに汚れを落とし、専用の機械で加工。ここまでの工程を、すべて緑川さんの家族で行い、文字通り《家族一丸》で作業に当たっている。「家族みんなでやるからしっかりした海苔が採れる」とは、緑川さんの義理の妹であるのどかさん。まさに“家族の思いがこもった海苔”なのだ。
綺麗な緑色の発色を醸す海苔を、さっそく“漁師めし”でいただく。緑川さんの義父である黒川和彦さんのオススメは、ホカホカごはんに鰹節をかけ海苔でくるみ食す“シンプル・イズ・ベスト”なもの。舌鼓を打った横山は「おいしい!うん!」と笑顔に。渡邉さんも「かんでると甘味が出ます」と感動!!
また、緑川さん家族の海苔を使った普段の食事も紹介。子供たちも大喜びの、マル秘レシピもお見逃しなく!
ここで、新宿・荒木町の寿司の匠である渡邉さんがついに腕を振るうことに。家族も招待し、「皆さんの作った海苔の貴重さがとても感じられたので、一生懸命に寿司を握りたいと思います」と襟を正す。一貫目はスミイカ。ワサビと海苔を使った心憎いアレンジを披露し…。これには横山も緑川家族も感嘆!のどかさんは「初めて見たので、すごい面白いです!」と瞳をパチクリとさせるのだった。
続いて、ノドグロ、マグロなど、高級食材が続々登場!しかも、どれも海苔を用い、渡邉流の技で仕上げて…。そして、海苔と言えばやはり“巻き”!ここでもほかに類を見ない、匠の技術が冴えわたり…江戸前の海苔を味わい尽くす、寿司のフルコースを、皆で堪能するのだった。
緑川さんも「また頑張りたいと思います!」と、自分たちの仕事にさらに誇りを感じることとなった模様。家族の想いが詰まった味わい深い海苔を、江戸前寿司の匠の手腕でさらに魅力的に仕立てる今回の『ごはんジャパン』をお楽しみに!
-
緑川和希さん
黒川和彦さん
-
割烹 宮古寿司
住所:〒247-0013 神奈川県横浜市栄区上郷町1369-4
-
「スミイカの握り」
-
「ノドグロのあぶり」
-
「海苔のお吸い物」
-
「漬けマグロの鉄火巻き」
-
「トロたくの手巻き」