過去の放送

2021-12-11「地引網」

『神奈川・二宮町 伝統の地引網漁』

  • 【ロケ地】神奈川県二宮町
  • 【出演者】田中佑樹(『伊勢 すえよし』主人)
         前川泰之(俳優)
         横山由依(女優・タレント)

神奈川県の二宮町は目の前が相模湾。海岸で行われる地引網漁が名物で、掛け声とともに海に繰り出す男たちのなんと勇ましいこと。仕掛けた網を力を合わせて引き揚げれば、いきのいい魚が飛び出してくる。そんな魚たちを使って、東京・西麻布の和食の匠が海鮮鍋を作る!お鍋のおいしさをグレードアップさせる、とってもお手軽、家庭でも作れる魔法のゴマダレのレシピも大公開!!

和食の匠・田中佑樹シェフと二宮町にやって来たのは、タイの煮付けを作るほど、料理が得意だという魚好きの俳優・前川泰之と、11月にAKB48を卒業したばかりの横山由依。海岸に到着すると、漁師の大谷周さんがグループのリーダーを務める船が出るところ。もともと通信業界で働いていた大谷さんだが、地元二宮町の自然に惹かれ、3年前に漁師に転職したとか。網を引くのはボランティアの皆さん。地引網は沖合に網を沈めてから、人力で引き揚げていく。

朝9時、船は出発。相模湾は沖に出ると急に深くなる。普段は深場にいる魚も朝になると、海岸近くにいる小魚を狙って上がって来るという。その辺りに網を入れたら、ここからは時間との闘い!急いで浜に戻り、網を揚げていく。網の長さは300mほど。田中シェフたちも参加して、綱引きのようにロープを引くこと20分…、ようやく網が見えてくる。ところが、潮が速くてうまく網が広がらなかったらしく、残念ながら捕れたのはしらすが丼いっぱいほど。地引網は不発だったものの、この日、夜明け前から行った刺し網漁は、伊勢エビにホウボウ、コチやカワハギなどいろいろな魚が捕れていた。大谷さんの奥さん・史さんが捕れたてのカマスを塩焼きにしてくれたので3人が食べてみると、口いっぱいに新鮮な味わいが広がる。さらに田中シェフがあまり出回らないというイトヒキアジを捌き、薄い皮目を軽くあぶる。こうすると脂ののったイトヒキアジの甘みがより一層感じられ、前川や横山も大興奮!

大谷さんが漁師になったのは、3年前のこと。転職のきっかけは、87歳のベテラン漁師・美濃島さんとの出会い。昔は漁師が100人ほどいたが、だんだんと減少。美濃島さんも後継者を探していたところ、名乗りを上げたのだ。漁師として二宮町を盛り上げようと奮闘する大谷さんや、そんな夫を支える史さんのため、田中シェフが腕を振る!作るのはうま味がたっぷりなのに、後味すっきりの海鮮鍋。和食の命は何といってもだし。今回はカワハギ、ホウボウなど白身魚をベースに使っていく、具材は捕れたての魚の切り身だけでなく、コノシロを使い工夫を凝らしたツミレなどを贅沢に。食べるときはゴマダレを合わせるが、登場したタレは緑色で!?一体何が入っているのか?食べてみると、これが超絶品!田中シェフはタレの作り方も教えてくれるので、注目のレシピはぜひ放送でご確認を!!

  • 大谷周さん

    大谷周さん

  • 観光地引網 市五郎丸
    住所:神奈川県中郡二宮町 袖が浦海岸
    TEL/FAX:0463-68-2522
    ※地引網実施期間 3月中旬~12月下旬まで

  • 「海鮮ゴマ鍋」

    「海鮮ゴマ鍋」

  • 「〆の雑炊」

    「〆の雑炊」