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2021-12-04「大豆」

『神奈川県厚木大豆で香り高いきな粉』

  • 【ロケ地】神奈川県厚木市
  • 【出演者】御園井裕子(『鎌倉創作和菓子 手毬』代表)
         遼河はるひ(タレント)
         中山優馬(俳優・歌手)

みその原料になる「大豆」を今回はデザートで楽しむ!鎌倉の和菓子の匠がなめらかな舌触りのきな粉に仕上げ、定番の「大福」や体の芯から温まる「白玉ぜんざい」など、見た目も鮮やかな和菓子のフルコースを披露する!!

神奈川県の厚木市は、ビルが立ち並ぶ駅前から足を延ばせば、四季を楽しめるハイキングコースや温泉など、自然の魅力が感じられる場所。田園風景がのこる、飯山地区に和菓子の匠・御園井裕子さんとやって来たのは、和菓子にはおばあちゃんの思い出があるという中山優馬と、和菓子が食べたくて、学生時代に茶道部に入ったという遼河はるひ。御園井さんは和菓子に欠かせない香り高いきな粉を求め、大豆農家の臼井スミ子さんを訪ねることに。

孫娘夫婦と暮らすスミ子さんは82歳!ひ孫たちにご飯を作るのが楽しみだという一方、大豆農家としておいしい豆を収穫している。ちょうど収穫した大豆を煮ているところで、炊きたての大豆を試食させてもらう。遼河は「お芋みたいにホクホク!」とビックリ。御園井さんも「優しい香りと甘みが鼻から抜けるのがすごい」と豊かな味わいにすっかり魅了された様子。スミ子さんのこだわりが、昔ながらのかまどで大豆を炊くこと。薪を使い、火力を調整しながら炊いていく。大事に見守って炊き上げていくこと、およそ5時間。甘くて香りのいい大豆が出来上がる。

スミ子さんの畑は飯山地区に10カ所ほどあり、黄金色に輝く、約400Rの畑で年間6tもの大豆を栽培している。スミ子さんが育てているのは「津久井在来大豆」という神奈川県の在来品種。ほのかな香りと、コクのある甘さが特徴だとか。収穫にはコンバインを使用。普通免許があれば運転可能ということで、中山が挑戦!果たして上手に収穫できるのか?もともと養豚業を営む農家にスミ子さんが嫁いだのは60年ほど前のこと。大豆栽培を始めたのは夫・利次さんの病がきっかけだという。食欲がなくてもみそ汁だけはすすってくれたため、原料の大豆を自分で作りたいと、60歳を迎えたころにスタートさせたのだ。そんなスミ子さんお手製のみそ料理をふるまってくれるとのことで、御園井さんたち3人は自家製の豚肉のみそ漬けや、みそと煎った鰹節、好きな具材を一緒に丸めてできる「みそ玉」を使ったみそ汁を味わう。

スミ子さんの優しい味をたん能した後は御園井さんの番!御園井さんと言えば、四季折々に厳選された素材と魔法のような手業で作る、代名詞の“手毬”など見た目にもこだわった美しい和菓子が大人気。今回も大豆を丁寧な作業できな粉にして、丸い形をした3段のお重を開けると、大福を始めとする絶品和菓子が!一口食べるたび、心もホッコリ。スミ子さんも自分の手で育てた大豆たちが生み出す深い甘さに、大感激!

  • 臼井スミ子さん

    臼井スミ子さん

  • 「手毬」

    「手毬」

  • 「大福」

    「大福」

  • 「白玉ぜんざい」

    「白玉ぜんざい」