2021-10-23
「千葉県 サツマイモ」
『サツマイモの女王 紅小町(ベニコマチ)』
- 【ロケ地】千葉県香取市
- 【出演者】青木定治(『パティスリー・サダハル・アオキ・パリ』オーナーシェフ)
真壁刀義(プロレスラー)
浅田 舞(タレント/プロフィギュアスケーター)
今、スイーツの世界でサツマイモがブームとなっている。そこで「サツマイモの女王」とも呼ばれるサツマイモ「紅小町(ベニコマチ)」に注目!フランス・パリに拠点を置く世界のパティシエが、どこか懐かしいホクホクの食感をグレードアップしながら、華麗な技で極上のパイを焼き上げる!
サツマイモの里・千葉県香取市。スイートポテトが大好きな浅田舞とスイーツ好きのプロレスラー・真壁刀義が青木定治シェフとともに、77歳を過ぎた今も妻のまさ子さんと紅小町を作る、サツマイモ農家の斎藤勝幸さんを訪ねる。斎藤さんの作業を見ると、トラクターで畑の土を掘り起こし、この時、サツマイモのツルも一緒に刈り取る。すると、引っ張るだけで簡単にサツマイモを抜くことができる。世界のパティシエ・青木シェフも初めて見るという紅小町は生産量が少なく、その甘さに熱心なファンが多いとか。そのとっておきの食べ方とは…シンプルな焼き芋!灰になったもみ殻に、2時間ほど埋めておけば最高においしい焼き芋が出来るという。出来たての焼き芋の断面は、まさにホクホクという表現がぴったり。食べるほどに甘さが増してくる。
紅小町は栽培がとても難しい品種。病気に弱く、実っても形が悪いものが多いので収穫も少ないのだ。そのため、100本収穫しても売り物になるのは半分ほど。斎藤さんは30代の頃から紅小町を作り始め、当時から町を代表する特産物だったが、病気に強く、品質も安定した育てやすいサツマイモの品種が普及。すると紅小町を作る農家は、年々減少してしまう。それでも斎藤さんは、「求める人がいる間は」との思いで紅小町の栽培を続けてきた。いまでは形が悪くとも味は同じということで、香取の紅小町農家は様々な工夫を重ね、芋焼酎の原料に提供すると、思いがけないヒットが生まれたりもしている。
いよいよ本場フランスで最優秀パティシエに選ばれた青木シェフの出番。紅小町のおいしさをさらにグレードアップして、フランス伝統のパイを作る。新年に食べるというパイ「ガレット・デ・ロワ」には、普通、アーモンドクリームが入っているが、今回は紅小町の食感が残る、粗く裏ごしたクリームを使用。まずはそのままで食べ、次に青木シェフが作ったサツマイモのジャムと、バニラアイスをつけて味わう。隠し味にも紅小町のある商品を使っているパイで、お客さんの笑顔を楽しみに斎藤さん夫婦が大切に作り続けてきた紅小町のおいしさを満喫する!
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サツマイモの作りの匠
斎藤勝幸さん
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道の駅くりもと 紅小町の郷
住所:千葉県香取市沢1372-1
電話:0478-70-5151
※紅子町をお求めの際は電話で在庫を確認ください
(販売は1月頃まで)
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カフェ・ニドファ
住所:千葉県香取郡多古町高津原1273
電話:0479-75-1081
※完全予約制
※ご入店は、中学生以上の方でお願いします
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「サツマイモのパイ
Pithiviers Patates Douces(ピティビエ パタット ドゥース)」
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「紅小町ジャム
Confiture Patates Douces(コンフィチュール パタット ドゥース)」