過去の放送

2021-10-02「新米」

『南房総・絶景棚田米で極上寿司!』

  • 【ロケ地】千葉県鴨川市
  • 【出演者】渡邉匡康(『鮨わたなべ』店主)
         瀧川鯉斗(落語家)
         中村ゆりか(女優)

今年も新米の季節が到来!そこで今回は、絶景の棚田に魅せられて、第2の人生を米作りにかけた夫婦の物語を見ていく。愛情たっぷりに育てたコシヒカリを使い、東京・新宿荒木町の江戸前寿司の匠が房総の旬のネタを握る!!

千葉県鴨川市。鴨川といえば太平洋に面する海のリゾートが有名だが、千葉県で一番高い山・愛宕山のふもとには斜面を利用した棚田・大山千枚田が広がる米どころでもある。日本の棚田百選にも選ばれたこの地を東京・新宿荒木町の寿司職人・渡邉匡康さんと一緒に訪れたのは、中村ゆりかと女性にも人気の落語家、瀧川鯉斗。3人は田んぼのほかには何もないような鴨川市の長狭地区で、まるでポツンと一軒家!目的の農家にたどり着く。

出迎えたのは、米農家の井上静雄さんと春子さん夫婦。同じ年の2人は公務員として働いていたが、3人の子どもを育て上げ、56歳で早期退職。自然豊かな場所で悠々自適な暮らしをしようと2007年に鴨川に移り住み、農業を始めたという。以来、自給自足の生活を送っている。ご夫婦の暮らしを拝見すると、食卓に欠かせない卵も自給自足。次に米作りの現場に向かうと、収穫を迎えたコシヒカリが実っているのを発見!棚田は形が不ぞろいで端の狭い部分には機械が入らないため、中村や鯉斗は昔ながらの稲刈りに挑戦する。寿司職人の渡邉さんに棚田米の印象を聞くと、「このぐらい粒が大きくてしっかりしていると、握りやすいはず」と気に入ったようすだ。

収穫した新米を天日で干すのも、昔ながらのやり方。大変な作業だが、よりおいしくなると手間を惜しまない。棚田を一望する高台にあるご夫婦が新築した自宅に戻ると、春子さんが台所にこだわって作った昔ながらのかまどを借りて、渡邉さんが新米を炊くことに。40分ほどで炊き上がった大粒のコシヒカリはつやつや!これだけでも十分おいしいが、春子さんが持ってきてくれた生みたてのニワトリの卵で、絶品の卵かけごはんを味わう。

自給自足の暮らしを楽しむ井上さん夫婦。米だけでなく、塩を作ったり、しょうゆを作ったり。春子さんは、今はわら細工にも夢中だとか。いくつになっても意欲的なご夫婦のため、江戸前寿司の匠・渡邉さんが大粒で甘味たっぷりの棚田米を使って、握りの技を披露する!新米を酢飯にするときは一工夫必要で、渡邉さんは新米の食感や香りをいかしながら、酢飯を作っていく。酢飯が完成すると、今が旬の「秋サバ」を皮切りに、戻りガツオやノドグロなど、房総の海の幸を次々と握る。口いっぱいに広がる豊かな味わい…。これぞ至福!!

  • 井上静雄さん

    井上静雄さん

  • ※試食でお借りしたお店
料理 石川
住所:千葉県鴨川市太尾323-1
TEL:04-7092-3315

    ※試食でお借りしたお店
    料理 石川
    住所:千葉県鴨川市太尾323-1
    TEL:04-7092-3315

  • 「秋サバの酢〆」

    「秋サバの酢〆」

  • 「戻りガツオの漬け」

    「戻りガツオの漬け」

  • 「ノドグロのあぶり」

    「ノドグロのあぶり」

  • 「紅葉鯛の棒寿司」

    「紅葉鯛の棒寿司」