過去の放送

2021-05-08「ニンジン」

『雪下ニンジン・初夏の天ぷら』

  • 【ロケ地】長野県飯山市
  • 【出演者】近藤文夫(『てんぷら近藤』主人)
         渡辺裕太(俳優)

暦の上では初夏だが、今回の舞台は一面の銀世界!この雪の下に甘味をたっぷり蓄えた、雪下ニンジンが眠っている。雪の中で育まれた自然の恵みを、天ぷらのグランシェフが揚げまくる!ニンジンにふきのとう、鮮やかな天丼…。リポーターの渡辺裕太も巨匠の味に大感激!

飯山盆地と千曲川が流れる長野県の最北端、飯山市を俳優の渡辺裕太と天ぷらの匠、近藤文夫さんが訪ねる。食材の宝であるこの地で注目するのはニンジン。飯山市の端、新潟県との境に住んでいるニンジンの匠に会いに行く。車で向かい、10分ほど山を登るとまばゆいばかりの銀世界が現れる。雪がやっと溶け始めた羽広山(はびろやま)地区で迎えてくれたのは、ニンジン農家の江口宗晴さん。御年75歳、ひげがトレードマークで「ひげ宗」さんと呼ばれているとか。江口さんが育てるニンジン畑は標高600m以上に2カ所と標高400mの自宅近くの計3カ所。畑を見せてもらう途中、近藤さんは春の山菜・ふきのとうをゲット!さらにニンジン畑では雪を退け、メイン食材の大きなニンジンを手に入れる。

江口さんの雪下ニンジンは、7月に植えてから雪が降って溶ける5月までの間、10カ月も植えたまま。色も鮮やかなオレンジ色で見るからにおいしそう。近藤さんは丸かじりで甘味を実感し、江口さんの奥さんが作ってくれた100%搾りのジュースでそのおいしさをさらにたん能する。近所の住人たちも大好きな江口さんのニンジンは、老舗フルーツ専門店・新宿高野からも味や甘さが高く評価されている。リンゴのように1個ずつ包装され、高級フルーツと肩を並べ販売したのだ。

雪下ニンジンを始め、豪雪地域の特性をいかしての野菜作りに励み、地域を盛り上げるべく奮闘する江口さん夫婦。そんな二人のため、長野の恵みを天ぷらの匠・近藤さんが芸術のような手さばきで揚げていく!用意したのは長野の旬の味覚、ふきのとうに菜の花、さらにそら豆。カリカリ、フワフワ、サクサクとそれぞれの野菜の良さを引き出した食感がたまらない! 最後はもちろん、甘味たっぷりの雪下ニンジン。味はもちろんのこと、美しい仕上がりはまさしく芸術品と呼べるもの。美しさとおいしさが両立した“食の一級品”をご覧あれ!

  • 江口宗晴さん

    江口宗晴さん

  • なべくら高原・森の家(試食場所)
住所:長野県飯山市照岡1571-15

    なべくら高原・森の家(試食場所)
    住所:長野県飯山市照岡1571-15

  • 「ふきのとうのてんぷら」

    「ふきのとうのてんぷら」

  • 「スノーキャロットのてんぷら」

    「スノーキャロットのてんぷら」

  • 「そら豆・才巻えび・小柱のかき揚げ丼」

    「そら豆・才巻えび・小柱のかき揚げ丼」