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2021-04-10「湘南ゴールド」

『小田原のフルーツで贅沢春スイーツ』

  • 【ロケ地】神奈川県小田原市
  • 【出演者】口博啓(『モンサンクレール』オーナーシェフ)
         浅田 舞(タレント・プロフィギュアスケーター)

去年、神奈川県の小田原市にオープンした「ミナカ小田原」は城下町をイメージした複合商業施設。地元小田原の特産品も並び、そこには生産者が作ったレモン果汁やキウイジュレなどが販売されている。今回の匠、矢郷史郎さんは「小田原はフルーツ王国で、この辺りの海沿いは気温も暖かいし、柑橘類がすごくおいしく育つんですよ」と語る。そんなフルーツ王国を世界のパティシエ・口博啓オーナーシェフと、プロフィギュアスケーターの浅田舞が訪問。口シェフは今回、小田原のフルーツをたっぷり使って、春のフルーツタルトを披露する!

口シェフと浅田はさっそく、矢郷さんからレモンのように黄色いオレンジ「湘南ゴールド」を紹介される。ゴールデンオレンジと今村温州を掛け合わせてできた新しい品種で、試食した浅田は「香りがさわやかだったので、酸っぱいのかなって思ったんですけど、酸っぱさより水分量が先に来て、十分に甘味もあります」とさっそく気に入った様子。口シェフも「酸味と甘味のバランスがいい。皮の香りにすごく個性がありますね。皮も使えます」と満足気に語る。矢郷さんの畑は全部で20カ所以上、1万5000坪の広さに、年間20種類の柑橘類を育てている。口シェフは不知火や今村温州とポンカンを掛け合わせた「早香」などを次々に味わっていく。

以前は実兄とラーメン屋を営んでいた矢郷さん。妻の両親が年を重ねて引退を考えていると知り、以前食べたおいしいミカンが食べられなくなることに寂しさを感じ、8年前に農家を継ぐことを決めたという。放棄された農地を借りては、挿し木をして農地を蘇らせ、当初は3000坪の敷地だったのが今では5倍の広さに!さらに収穫したものをそのまま売るだけでなく、廃棄するはずの果物を加工品にして販売したり、地元の飲食店と協力し新商品を出すなどフルーツの新たな可能性を見出してきました。さらに、農業を目指す人のための教育に尽力したりと活動は多岐にわたる。

自分たちの世代だけでなく、未来の農家を支える匠・矢郷さんのために世界のパティシエ・口シェフが魅せる!作るのは小田原の春を表現した、色あざやかなフルーツタルト!!湘南ゴールドや不知火など地元の果物をたっぷり使ったスイーツは繊細にフルーツがカットされ、透明な飴細工で組み立てて作られた飾り付けがなんとも華やか!まさに“芸術作品”と呼べる一品になっている。見た目だけでなく、中身もこだわりが満載。湘南ゴールドを炭火で焼くことで甘味をプラス。湘南ゴールドを使ったクリームともう一つはビターチョコレートを加えた2種類のクリーム。矢郷さんの作ったフルーツたちが今、甘美なハーモニーを奏でる!

  • 矢郷史郎さん

    矢郷史郎さん

  • 「フルーツタルト」

    「フルーツタルト」