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2021-02-13「イチゴ」

『埼玉・新品種イチゴ“あまりん”』

  • 【ロケ地】埼玉県本庄市
  • 【出演者】成田一世(『Scene KAZUTOSHI NARITA』シェフ)
         岡本 玲(女優)

春の足音が少しずつ聞こえてくる今日この頃。利根川の豊かな水源を受けて、農業が盛んな埼玉県本庄市で旬を迎えた、真っ赤な果実がある。それが2016年に埼玉県で誕生した、イチゴの新品種「あまりん」。イチゴ好きから大注目されているというこの品種は、濃厚な甘味と果肉から溢れ出すジューシーな食感が特徴で、老舗高級果物販売店のバイヤーを唸らせたほど。2017年、アジアNo.1パティシエに輝いた成田一世シェフが、そんなあまりんを極上スイーツに仕上げる!

女優の岡本玲と本庄市を訪ねた成田シェフは、あまりんを作る匠・五十嵐淳さんに栽培の様子を見せてもらう。ハウスに入ると、「甘くていい香り!」と岡本もご機嫌。五十嵐さんによると、この辺りは利根川沿いの肥沃な土地で、地の良さを生かすため土耕栽培にこだわっているとか。土で作ると味の“ノリ方”が違う上、イチゴは温かすぎると成長は早まるが、本庄市は地形的に群馬の赤城山からくる風“赤城おろし”が吹くため、ゆっくり成長させられるので良い味のイチゴが出来るという。

誕生から間もないあまりん。埼玉県内でも栽培量はまだ全体の約1%ほど。試食をすると、岡本は「甘~い!みずみずしくてジューシーですね」、成田シェフは「甘さだけでなく、いちご本来のうま味を感じて濃厚!」とさっそく気に入ったよう。成田シェフはヘタに青臭さがないことに注目する。ヘタが青臭いと、それが苦味になってしまうこともあるが、あまりんにはその心配がないのだ。五十嵐さんは成田シェフの目の付けどころに驚きつつ、半年もの時間を要する苗づくりや、夏場は40℃以上になるハウスでの作業など、イチゴ作りは苦労も多いが、甘さやおいしさを評価され、「励みになります」と笑顔を見せる。

ちなみに、あまりんは1粒1000円で販売されることも。銀座にある老舗の高級果物販売店でも購入できるが、五十嵐さんは販売してもらうまでの経緯や、最高の状態で出荷すべくどのような工夫を凝らしているか明かす。

奥さんと力を合わせ、あまりんのさらなる普及を目指す五十嵐さんのため、成田シェフが地元のカフェで色よし・香り良し・味良しのイチゴを極上スイーツに仕上げる!

  • 五十嵐淳さん

    五十嵐淳さん

  • 「あまりんパフェ」

    「あまりんパフェ」