過去の放送

2021-01-30「茨城 ヤリイカ・アンコウ」

『茨城 冬の海の幸で濃厚絶品鍋』

  • 【ロケ地】茨城県北茨城市平潟町
  • 【出演者】西野正巳(『京遊膳 花みやこ』店主)
         水沢エレナ(女優)

茨城県の北茨城市は冬の味覚「アンコウ鍋」の発祥の地と言われ、今がまさに漁師の稼ぎ時!知る人ぞ知る、うまい魚の宝庫でもある。食べるのも料理をするのも大好き!という女優の水沢エレナと地元・茨城の和食の匠、西野正巳シェフがこの地にある平潟漁港を訪問。京都の老舗料亭で腕を磨き、京料理を独自の感性で進化させてきた西野シェフが、平潟漁港のヤリイカとアンコウの組み合わせで絶品鍋を作る!

平潟漁港のリーダーであり、凄腕のイカ漁師である松川浩幸さん。夜明け前、ヤリイカ漁に出発する。この日の気温は1度!凍るような寒さの中で海へと繰り出し、2時間後に漁場に到着。イカは底引きの網でとるが、すぐ網を引き揚げるわけでなく、茨城沖に朝日が昇る頃、朝の8時にやっと網を揚げる。大漁のヤリイカに交じって、お宝を発見!アンコウにヒラメにノドグロなどが顔をのぞかせる。

ヤリイカは鮮度が命。松川さんは仕分けをしながら、急いで港に戻る。鮮度抜群のヤリイカをさっそく西野シェフがさばくことに。松川さんはとれたてのイカについて、「まだ育ち盛りの小さいイカなので、柔らかいし甘味もあっておいしい」と水沢に説明。さらに「自分でとってきてもやっぱりおいしいですね」とペロッと平らげる。

平潟漁港の魚介類は東京・豊洲市場でも評判が高いが、10年前の東日本大震災の時には、壊滅的な被害を被った。漁が出来なくなって、途方にくれる仲間たちを励まし続けたのが漁港のリーダー的存在の松川さんだ。震災後、わずか1週間で漁を再開。魚の安全性を証明するため、線量計を使い、徐々に売り上げを戻してきた。一方、茨城のひたちなか市に店を持つ、西野シェフも苦労を重ねたひとり。2年から3年の間、客足が遠のいたこともあったが、それでも地元食材の魅力を発信し続けてきた。松川さんと西野シェフはまさに“同志”といえる存在だ。

松川さんがとったヤリイカに、アンコウも!平潟漁港の名物を使い、西野シェフが腕を振るう。西野シェフは今回作る鍋をヤリイカとアンコウの“マリアージュ”と表現する。ヤリイカを丁寧に仕込み、茨城名物のレンコンを始め、地元の新鮮な野菜も投入。アンコウも京料理の技でおいしさを十分に引き出す。鍋の中にあるのは“茨城のオールスター”と呼びたい具材たち。西野シェフの極上鍋を堪能した松川さんは、「これからも頑張っておいしい魚をとりたい」と思いを新たにしたのだった。

  • ヤリイカ漁の匠
松川浩幸さん

    ヤリイカ漁の匠
    松川浩幸さん

  • あんこうの宿 まるみつ旅館
住所:茨城県北茨城市平潟町235
電話:0293-46-0569

    あんこうの宿 まるみつ旅館
    住所:茨城県北茨城市平潟町235
    電話:0293-46-0569

  • 「イカとアンコウの濃厚肝だし仕立て」

    「イカとアンコウの濃厚肝だし仕立て」

  • 「茨城のオールスター巻き」

    「茨城のオールスター巻き」

  • 「濃厚!うま味たっぷり雑炊」

    「濃厚!うま味たっぷり雑炊」