過去の放送

2020-12-26「福井 越前がに」

『“冬の味覚の王様”解禁日の漁に密着』

  • 【ロケ地】福井県 越前町
  • 【出演者】畑地久満(『開花亭 sou-an』料理長)
         高島礼子(女優)

越前がにの解禁で盛り上がる、福井県の越前町。海岸沿いにそびえる断崖絶壁は、サスペンスドラマのラストシーンにもたびたび使われてきたとか。そこで、全国の断崖絶壁でヒロインを演じてきた、高島礼子がこの地を訪問。地元福井の和食の匠、畑地久満シェフの案内のもと、焼きがにの、かにみそ和えから贅沢な炊き込みご飯まで、“冬の味覚の王様”を味わい尽くす!

高島と畑地シェフは凄腕のかに漁師・山下義弘さんのもとへ。2人の息子とともに漁から帰ってきたばかりの山下さんに、この日の漁の成果を見せてもらうと、その大きさ、重さに高島も大興奮!越前がにと呼べるのは福井県であがった、ズワイがにだけ。まさに冬の味覚の王様!地元でも、1匹5万円近くするものもあるという。同じズワイがにでもメスはぐっとお手頃になる。小さくてたくさん捕れる上、濃厚な味わいの卵や卵巣が入っているので、地元では大人気だが、漁師たちが狙うのはやはり、大きなオスの越前がにだ。

漁の解禁の様子を見せてもらうと、山下さんと一緒に漁をする長男も、「今日は捕れる日。捕ってこなあかん。1年の売上がこの日のかにで決まる」と気合い十分。午後10時20分、解禁日の漁に向けて、船を出す。この日を待ちわびていたのは山下さん親子だけではない。43隻のかに漁船が、一斉に港を出る。厳密なルールを守り、かに漁に励む山下さん親子。山下さんの漁船は40年も前から使っているもので、他の船に比べスピードが出ない。それでも山下さんは経験と知恵を駆使して、越前がにを次々捕っていく。初日と2日目の売り上げは山下さんを満足させるもの。解禁日から大漁にわいた越前漁港。高島が越前町を訪れたのは、漁の解禁から一週間後のことだった。

いよいよお待ちかね、福井の和の匠、畑地シェフが腕を振るう。2020年秋、46歳で黄綬褒章を受章した畑地シェフ。彼の店は国立競技場でも有名な、建築家の隈研吾が設計したモダンなデザイン。まるで美術館のような店で高島だけでなく、山下さん一家にも極上のかに料理を味わってもらう。捕れたての越前がには選び放題!そこでシェフが選んだのは5万円以上の値が付く、特上の越前がにだ。畑地シェフは七輪を用意し、シンプルな焼きがにを出すが、そこに何とも贅沢な仕掛けが…。さらにもう一品は“セイコがに”と呼ばれるメスのかにを使った炊き込みご飯!メスがにの卵と卵巣が極上な味のハーモニーを奏でる。濃厚なのに優しい味わいに、高島も「永遠に食べられそう」となかなか箸が止まらない!

  • 越前がに漁の匠
山下義弘さん

    越前がに漁の匠
    山下義弘さん

  • 匠の長男
山下弘嗣さん

    匠の長男
    山下弘嗣さん

  • 匠の次男
山下大輝さん

    匠の次男
    山下大輝さん

  • 「越前がにのにぎり寿司」

    「越前がにのにぎり寿司」

  • 「身だしセイコがに」

    「身だしセイコがに」

  • 「蟹の淡雪」

    「蟹の淡雪」

  • 「焼きがに かに味噌あえ」

    「焼きがに かに味噌あえ」

  • 「セイコガニの炊き込みご飯」

    「セイコガニの炊き込みご飯」